【JBCクラシック】(川崎)~ダート6戦6勝!アウォーディーが頂点に立つ [News]
2016/11/03(木) 17:27
3日(祝・木)川崎競馬場(晴 重)で行われた第16回JBCクラシック(ダート2100m)は2番人気アウォーディー(JRA)が競り勝ち、ダート転向後無傷の6連勝でJpnI初制覇。日本ダート界の頂点に立った。

サミットストーンが先手を主張し、ホッコータルマエが2番手を追走。イッシンドウタイ、クリソライト、コパノリッキー、アウォーディーと続いて1周目のスタンド前を通過。サウンドトゥルー、ユーロビートが中団からレースを進めた。2周目向正面で好位勢が一気に動いて流れが激しくなり、3コーナーでホッコータルマエが先頭に立ってこれをコパノリッキー、アウォーディーが追って直線へ。競り合いからアウォーディーが抜け出て、先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ちタイムは2分15秒3、勝利騎手は武豊(JRA)。

3番人気ホッコータルマエ(JRA)が交わされながらも踏ん張り、4分の3馬身差の2着。3着に5番人気サウンドトゥルー(JRA)が追い上げた。1番人気コパノリッキー(JRA)は5着、地方勢最先着はユーロビート(大井)の6着だった。

アウォーディーは父Jungle Pocket、母Heavenly Romance(母の父Sunday Silence)、牡6歳鹿毛馬。JRA栗東・松永幹夫厩舎の管理馬。通算成績32戦10勝、去年秋のオークランドRCTで初めてダート戦に出走してから無傷の6連勝、重賞5連勝でダート界の頂点に登りつめた。

武豊騎手は2005年タイムパラドックス、07年~09年ヴァーミリアン、10年~11年スマートファルコン、15年コパノリッキーでJBCクラシックを制していて、今年の勝利で2年連続8勝目。ここ12年で8勝していることになる。松永幹夫調教師は騎手時代に2001年の第1回JBCクラシックをレギュラーメンバーで制していて、騎手・調教師双方でのJBCクラシック制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>

1着 アウォーディー(武豊騎手)
「非常にうれしいです。レースに行って乗りにくい馬ではないですし、いい枠が当たったので、ある程度離されずに運びたかったです。ペースはスローでしたが、早めにつけていきました。手応えはありましたが、先頭に立ちたがらない馬ですので、タイミングを間違えないように、と思いました。直線では強い2頭がいましたから、早めに動いていきました。この馬は1戦ずつ強くなっていて、今日も改めて強い馬だと思いました。今日はこの馬をGIホースにしたいと思っていました。この流れで行くと、次は"中京でアウォーディー"ですかね(笑)」

(松永幹夫調教師)
「本当にうれしいです。今日は日本ダート界の強い馬がそろっていましたし、勝ててよかったです。さすがに強いメンバーを相手にしていたので、どこまでやれるか、と思っていましたが、馬はいい状態でした。スタートは良くなかったですが、いい位置を取ることができて、いつものこの馬らしい形で安心して見られました。抜け出してから、走るのをやめる部分があるので、心配していましたが、騎手がうまく乗ってくれました。扱いやすく課題が見つからない馬ですし、よく頑張ってくれました。この週末にはラニも続いてもらいたいです。なかなか6連勝できる馬には巡り合えません。次はチャンピオンズカップを目標にしたいと思います」

2着 ホッコータルマエ(幸英明騎手)
「前回の南部杯が休み明けで一番良かったですし、厩舎のスタッフの方々がしっかりと仕上げてくれて、叩いてさらに良くなっていました。ただ、展開が厳しかったですね。ゲートを出て行けるなら行こうと思っていましたが、内に速い馬がいましたし、直線で手前がなかなか替わらないようでした。替わったのはゴールの直前でしたし、コーナーを回り切ったところで替わっていれば、違ったかもしれません。ただ、また使ったことで良くなると思いますし、あと2戦、上積みが期待できると思います」

3着 サウンドトゥルー(大野拓弥騎手)
「一度使って、返し馬から雰囲気が良かったです。うまく川崎コースに対応して差を詰めてくれました。外に出してからしっかりと伸びてくれます。状態はまだ良くなる余地があると思います」

4着 ノンコノユメ(ルメール騎手)
「流れに乗って、頑張ってくれました。休み明けでしたし、コンディションはまだ良くなると思います」

5着 コパノリッキー(田辺裕信騎手)
「距離もあったかもしれませんが、勝った馬は強かったです。この馬もだいぶ外を回っていましたが、勝った馬はもっと外を回って来ていた訳ですから...」

11着 クリソライト(藤井勘一郎騎手)
「位置取りはベストでした。ただ、前回よりもペースそのものが速かったですし、1周目の直線で行きたがる面もありました。そこから向正面で被せられる厳しい競馬になりましたし、相手も強かったですね」

(取材:大関隼、山本直)