万馬券を愛する皆さん、秋競馬真っ盛りです。秋華賞、菊花賞と終わって今週は天皇賞（秋）が行われるところで９月の万馬券を振り返ります。９月に出た１００万オーバーの大万馬券とＷＩＮ５の実況担当者は以下の通りです。

９月１１日（日）阪神・　８レース　３連単　２１９万９３２０円（実況担当・小塚）
９月１１日（日）中山・１２レース　３連単　１８２万４１５０円（実況担当・山本直也）

★９月　４日（日）　小倉２歳Ｓ＆新潟記念
新潟　１１Ｒ（２番人気）・１２Ｒ（７番人気）　　　　　　　　　 ...舩山アナ
小倉　１１Ｒ（１番人気）・１２Ｒ（１番人気）　　　　　　　　　 ...檜川アナ
札幌　１１Ｒ (４番人気)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...大関アナ
＜払戻金＞　１４８万１６４０円

★９月１１日（日）　セントウルＳ＆京成杯オータムＨ
中山　　９Ｒ（１番人気）・１０Ｒ（１０番人気）・１１Ｒ（１番人気）...山本直也アナ
阪神　１０Ｒ（１番人気）・１１Ｒ（１番人気）　　　　　　　　　 ...小塚アナ
＜払戻金＞　３６万６２８０円

★９月１８日（日）　ローズＳ＆セントライト記念
中山　　９Ｒ（１３番人気）・１０Ｒ（５番人気）・１１Ｒ（１番人気）...中野アナ
阪神　１０Ｒ（１番人気）・１１Ｒ（１番人気）　　　　　　　　　 ...檜川アナ
＜払戻金＞　７２万９０４０円

★９月２５日（日）　神戸新聞杯＆オールカマー
中山　　９Ｒ（２番人気）・１０Ｒ（５番人気）・１１Ｒ（１番人気）　...小塚アナ
阪神　１０Ｒ（４番人気）・１１Ｒ（１番人気）　　　　　　　　　 ...中野アナ
＜払戻金＞　１８万７３３０円

　９月は「夏バテ」、「夏枯れ」だったのでしょうか。なんと１００万オーバーのレースは２つしかありませんでした。たったの２つです。かつてこんなことがあったでしょうか？また、ＷＩＮ５も低調で、こちらは１００万を超えたのは１回だけでした。本当に寂しい限りです。まさに秋風が吹き抜けた９月でした。

　これでは月間ＭＶＰは、なしです。該当者なし、となりました。この９月の反動で、はたして１０月は大万馬券が続出ということになったのでしょうか？
それでは、リーディングの発表です。大関アナが首位の座を守りました。打率は変わらず７割８分２厘です。大関アナはこのまま逃げ込みたいところでしょうが、今年は大混戦ですので、まだまだどうなるか分かりません。その証拠に山本直アナが２位に浮上してきたのです。打率は７割８分ちょうどで、首位の大関アナに肉迫しています。若手アナ２人が奮闘しています。３位は中野アナです。７割６分９厘として復調の兆しが見られます。その後は差がなく、７割６分８厘の山本直也アナ、７割６分７厘の檜川アナと続いています。１０月終了時には、また順位が大きく変わっているのではないでしょうか。

　一方殿とブービーは変わりません。殿は７割３分９厘の小塚アナで、ブービーは７割４分ちょうどの佐藤アナです。後ろ２人はほぼ決まったと言っていいでしょう。そして私小林が７割５分ちょうどで後ろから３番手という位置にいます。よほど「かため打ち」をしないと上位に入ることは難しいと私は考えています。今年はダメか、と思うようになりました。

　さて、前回は凱旋門賞について書きました。実力は認めてもポストポンドは１番人気なら勝ちません、と私は予言しました。その通りでした。そして、期待されたマカヒキは、そう、マカヒキも１番人気だったのです。日本で発売された馬券では堂々の１番人気となってレースを迎えたのでした。結果、どちらの１番人気も勝てませんでした...。そうです。舩山アナです。現地シャンティイ競馬場からレースを実況したのは舩山陽司アナウンサーだったのです。この夏は札幌記念を含め、七夕賞、函館記念、小倉記念、そして新潟記念を舩山アナは実況しましたが、全て１番人気の馬は敗れたのです。そして、凱旋門賞までもが...。

　しかし、「舩山アナが実況する重賞レースでは１番人気の馬は勝たない」ということが絶対ではないことが毎日王冠で証明されました。１番人気のルージュバックが、勝ったのです。舩山アナの連続記録をルージュバックが止めてしまったわけです。ですから、あの牝馬の強さは本物です。たいしたものです。

　さぁ、天皇賞（秋）です。実況するのは舩山アナです。「でも、去年だって舩山アナが実況したけど、１番人気のラブリーデイが勝ったでしょう」と言う方がいらっしゃるでしょう。その通りです。だからこそ、２年連続はないと考えられるのです。前哨戦である毎日王冠で１番人気の馬が勝ったことも大いなるヒントになりました。本番の天皇賞（秋）では１番人気は勝たないと思うのです。舩山アナが実況して、２度続けて、また２年連続で１番人気の馬が勝つなんて...。はたして今回はどの馬が１番人気になるのでしょう？