小倉12Rの紫川特別(4歳以上1000万下、芝1200m)は3番人気ミラアイトーン(浜中俊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分08秒7(良)。3/4馬身差2着に16番人気ミトノアミーゴ、さらにアタマ差で3着に15番人気ディアボレットが入った。
ミラアイトーンは栗東・池江泰寿厩舎の5歳牡馬で、父Lonhro、母タイタンクイーン(母の父Tiznow)。通算成績は7戦4勝。
~レース後のコメント~
1着 ミラアイトーン(浜中騎手)
「長いブランクがあって厳しいと思いましたが、ポテンシャルが高いのだと思います。スピードがありますし、まだ良くなっていくと思います」
3着 ディアボレット(柴山騎手)
「調教師から、タメて欲しいという指示で、道中は理想通りに進められました。勝ち馬には離されましたが、この馬もよく詰めています」
小倉11Rの第53回小倉大賞典(GIII、4歳以上、ハンデ、芝1800m)は3番人気スティッフェリオ(丸山元気騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分46秒7(良)。クビ差2着に1番人気タニノフランケル、さらに1馬身1/2差で3着に14番人気サイモンラムセスが入った。
スティッフェリオは栗東・音無秀孝厩舎の5歳牡馬で、父ステイゴールド、母シリアスアティテュード(母の父Mtoto)。通算成績は20戦7勝。
~レース後のコメント~
1着 スティッフェリオ(丸山騎手)
「休み明けで、3コーナー過ぎの反応は鈍かったのですが、勝ち切ってくれました。行く馬が多い中でこの馬もスタートが良く、いいポジションが取れました。去年の夏からの成長を感じますし、57キロのハンデで勝ち切ってくれました。力をつけています」
2着 タニノフランケル(川田騎手)
「前は気にせずに自分の組み立てでレースを運びました。最後はササっていましたし、ゲートを出てすぐに落鉄をしていたので、その影響もあったと思います。それでいてよく走ってくれています」
3着 サイモンラムセス(小牧騎手)
「いいペースでしたからね。この馬のパターンに持ち込むことが出来て、やったと思ったのですが...」
4着 ナイトオブナイツ(古川騎手)
「ペースが流れると思っていたのですが...。それでも内でロスなく立ち回ることが出来ました」
京都10Rの斑鳩ステークス(4歳以上1600万下、芝1400m)は2番人気ダイアトニック(北村友一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分22秒2(良)。クビ差2着に6番人気レインボーフラッグ、さらに2馬身差で3着に1番人気レッドアンシェルが入った。
ダイアトニックは栗東・安田隆行厩舎の4歳牡馬で、父ロードカナロア、母トゥハーモニー(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は8戦4勝。
~レース後のコメント~
1着 ダイアトニック(北村友一騎手)
「前走より今回の方が馬の具合は良かったです。体が絞れたことがいい方向に出たようです。ただ、返し馬やゲートの裏でテンションが高くなる面があるので、それは今後の課題でしょう。少しずつ力をつけて自分の脚を使えるようになっています」
2着 レインボーフラッグ(小崎騎手)
「追い出しを我慢して、終い併せに行ったのでフワフワすることはなかったのですが、もうひと押しでした」
3着 レッドアンシェル(池添騎手)
「道中、窮屈な競馬になり、動き出しが遅れたその分の差です」
4着 アダムバローズ(菱田騎手)
「前走はスタートで出遅れましたが、今回は駐立も良く、マイペースで運べたので、その分もう少し伸びるかと思ったのですが...」
5着 テラノヴァ(坂井瑠星騎手)
「道中、スムースにリズム良く運べましたし、直線はこの馬なりにしっかり脚を使ってくれました」
東京10Rのアメジストステークス(4歳以上1600万下ハンデ、芝2000m)は2番人気ロシュフォール(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒3(良)。1馬身1/4差2着に3番人気ダノンキングダム、さらにクビ差で3着に1番人気ブレステイキングが入った。
ロシュフォールは美浦・木村哲也厩舎の4歳牡馬で、父キングカメハメハ、母アンブロワーズ(母の父フレンチデピュティ)。通算成績は6戦4勝。
~レース後のコメント~
1着 ロシュフォール(ルメール騎手)
「いつもスタートは速くなく、最後にいい脚を使う馬です。とても能力を感じます。今日はまだトップコンディションではありませんでした。まだまだ良くなります」
2着 ダノンキングダム(津村騎手)
「去年乗った時より力をつけています。いいペースで逃げることが出来ました。決め手のある馬に負けはしましたが、この馬もよく頑張っています。時計も良かったと思います」
4着 ショウナンマルシェ(大野騎手)
「いい位置を取れてうまく脚をためることが出来ました。最後までよく伸びています」
5着 マイネルファンロン(柴田大知騎手)
「流れに乗って上手にレースをしてくれました。2000m以上の距離でレースのしやすい馬です」
小倉10Rの日田特別(4歳以上500万下、牝馬限定、芝2000m)は2番人気ブライトムーン(藤岡康太騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分00秒1(良)。3/4馬身差2着に1番人気ウスベニノキミ、さらに2馬身差で3着に6番人気アスタービーナスが入った。
ブライトムーンは栗東・大久保龍志厩舎の5歳牝馬で、父ルーラーシップ、母ルアシェイア(母の父フジキセキ)。通算成績は14戦3勝。
~レース後のコメント~
1着 ブライトムーン(藤岡康太騎手)
「ポジションを取りに行って、いい位置で流れに乗れました。2着馬が動いてきたところで、それを見て進出し、最後もよく競り落としてくれました」
2着 ウスベニノキミ(浜中騎手)
「いい感じで運べました。相手にうまく乗られてしまいましたが、この馬自身もしっかり走ってくれています」
3着 アスタービーナス(吉田隼人騎手)
「ポンと出て好位をキープしました。外に切り替える形になりながらもよく伸びています。器用さがあるのでうまく捌けていれば良かったですが、よく頑張っています」
5着 パラノーマル(丹内騎手)
「小倉滞在がいいようで、状態が上がっていました。ただ、この距離は気持ち長いかもしれません」
京都9Rの春日特別(4歳以上1000万下、芝1800m)は1番人気フランツ(池添謙一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分48秒3(良)。1馬身1/4差2着に3番人気トーセンスーリヤ、さらに1馬身1/2差で3着に2番人気インヘリットデールが入った。
フランツは栗東・音無秀孝厩舎の4歳牡馬で、父ディープインパクト、母ロベルタ(母の父ブライアンズタイム)。通算成績は5戦3勝。
~レース後のコメント~
1着 フランツ(池添騎手)
「調教の動きから1000万下クラスの馬ではないと思っていました。ただ、幼い部分はあって、今日もカリカリして返し馬でもテンションが高かったです。折り合いに苦労するところもありましたが、外に持ち出すといい脚を使ってくれました。素質の高い馬で、これからも楽しみです」
2着 トーセンスーリヤ(横山和生騎手)
「距離はこれくらいがいいと思います。初めて乗りましたが、リラックスしていて雰囲気は良かったです。勝ち馬は外から勢いをつけて追い上げて来ましたから、その分の差だと思います。7、8分のデキでこれだけ走ったわけですから、今後が楽しみです」
3着 インヘリットデール(北村友一騎手)
「リラックスして走れていたと思いますが、少し追い出しを待った割には末脚があまり伸びませんでした」
4着 ハローユニコーン(坂井瑠星騎手)
「ペースが遅すぎて自分から動いて行く形になりました。結果的にはジッとしていた方が良かったかもしれません。それでも馬はよく走ってくれています」
東京9Rのヒヤシンスステークス(3歳オープン、リステッド、ダート1600m)は2番人気オーヴァルエース(蛯名正義騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分38秒6(良)。3/4馬身差2着に3番人気ヴァイトブリック、さらに2馬身1/2差で3着に1番人気デルマルーヴルが入った。
オーヴァルエースは美浦・高木登厩舎の3歳牡馬で、父ヘニーヒューズ、母アブラシオ(母の父グラスワンダー)。通算成績は3戦3勝。
~レース後のコメント~
1着 オーヴァルエース(蛯名騎手)
「前走よりもいいリズムで走れました。馬の後ろに入るとリラックスしますし、直線は手前を替えさせました。まだもう一段階ありそうな感じがありますから、さらに良くなることをイメージしています。これからもっと成長してくれることを期待しています」
(高木登調教師)
「途中ムキになってハミを取っていましたが、前に馬を置けば大丈夫ですし、今日は手前を替えてくれて良かったです。距離もこれくらいはもってくれないとと思っていますし、良かったです。この後は様子を見てオーナーと相談してから決めます」
2着 ヴァイトブリック(戸崎騎手)
「東京へのコース替わりは問題ありませんでした。テンションは高いですが、最後まで頑張ってくれました」
3着 デルマルーヴル(ルメール騎手)
「馬はフレッシュでしたが、スタートが良くありませんでしたし、レースで引っ掛かりました。最後は疲れてしまいました」
5着 イメル(和田騎手)
「ダートの走りは悪くなかったですし、自分のペースで競馬も出来ました。距離は1400mくらいまでの方がいいかなという感じがします」
6着 ナンヨーイザヨイ(武豊騎手)
「今日は返し馬から止まらず、引っ掛かりました。競馬でも行きたがり、それが大きかったです」
小倉5Rで、14番ダノンバリアントが1着となり、同馬を管理する高野友和調教師(栗東)は、現役109人目となるJRA通算200勝を達成した。
~高野友和調教師のコメント~
「うまくいくことが多くなく、負けることが多いこの世界で、これほど勝ち星を挙げることが出来たのも、馬主の皆様をはじめ、生産者の方々、サポートをしてくれる方々のおかげだと思っています。また、厩舎スタッフも一生懸命に仕事をしてくれており、大変感謝しています。次の1勝に向けて、これからも頑張ります」
京都6Rの3歳500万下(ダート1200m)は3番人気ヒデノヴィーナス(川須栄彦騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分12秒8(良)。クビ差2着に4番人気アカネサス、さらに2馬身1/2差で3着に8番人気アスカノダイチが入った。
ヒデノヴィーナスは栗東・梅田智之厩舎の3歳牝馬で、父サウスヴィグラス、母タカラハーバー(母の父ボストンハーバー)。通算成績は4戦2勝。
~レース後のコメント~
1着 ヒデノヴィーナス(川須騎手)
「競馬は毎回頑張ってくれる馬です。今日は、内枠からある程度イメージ通りのレースが出来ました。距離は1200mがベストだと思います」
2着 アカネサス(鮫島克駿騎手)
「初めてのダートでしたが、砂を被らず運べました。それが良かったのかもしれません。最後は目標にされた分でしょうか...内容はいいレースでした」
3着 アスカノダイチ(太宰騎手)
「スタートは上手になっていました。前(に行った馬のペース)が速い中、しっかりと脚を使ってくれました。このクラスでも十分やれると思います」
4着 フォレブルート(北村友一騎手)
「スピードのある馬です。今日は流れが速く、もう少し息を入れながら運びたかったです」
5着 エヴァキュアン(小崎騎手)
「一列目に行けず、砂を被った中でもそれなりの競馬が出来ました」
東京2Rの3歳500万下(ダート1400m)は1番人気グルーヴィット(M.デムーロ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分26秒5(良)。1馬身1/4差2着に4番人気シュガーサンダー、さらに1馬身1/4差で3着に7番人気モリノカワセミが入った。
グルーヴィットは栗東・松永幹夫厩舎の3歳牡馬で、父ロードカナロア、母スペシャルグルーヴ(母の父スペシャルウィーク)。通算成績は2戦2勝。
~レース後のコメント~
1着 グルーヴィット(M.デムーロ騎手)
「まだ幼いですが能力はすごく高いですね。一生懸命走ってくれました。今後が楽しみです」
3着 モリノカワセミ(木幡育也騎手)
「道中は出たなりで中団くらいにつけられていい感じでした。直線は勝ち馬の内に入りたかったのですが、空かなくて外へ切り替えた分、少し遅れてしまいました。もったいない競馬になってしまいましたが、このクラスは勝ち上がれる馬です」
4着 ロマンティコ(ルメール騎手)
「ポジションを取って行けましたが、直線で速い脚が使えませんでした。伸びてはいましたが、前の馬も止まらなかったですね。距離は1600mでもいけそうです」