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 船橋競馬場(天候・晴、馬場状態・良)で行われた牝馬限定のダートグレード競走・第59回デイリー盃クイーン賞(JpnIII・1800m・3歳以上オープン・1着賞金2100万円)は、南関東5頭、JRAから5頭、他地区3頭の合わせて13頭が出走した。
スタート直後JRAのラフアウェイが落馬し、波乱の幕開けとなった。スタンド前では、大井のサクラサクラサクラが今回も逃げ、2番手に1番人気JRAのアクティビューティが続いた。その後ろにアムールポエジー、カラフルデイズのJRA勢が追う展開。
向正面でも先行勢を含め大きな動きはなく、4コーナーへ。2番手のアクティビューティが徐々に前との差を詰め、残り200mを過ぎたところで先頭に立ち、最後は2馬身突き放して快勝。勝ちタイムは1分52秒6だった。鞍上はJRAの吉田隼人騎手。2着に逃げた7番人気のサクラサクラサクラが粘り、3着には5番人気JRAのカラフルデイズが入った。
勝ったアクティビューティは父バゴ、母ファンドリオボッコ(その父ワッスルタッチ)という血統の牝6歳・芦毛馬。JRA栗東・柴田光陽調教師の管理馬。通算成績は34戦6勝(うち地方5戦1勝)、ここ2戦は女王メーデイアに追いすがっての2着が続いていたが、ついに重賞初制覇となった。

●レース後の関係者のコメント
1着 アクティビューティ(吉田隼人騎手)
「強い馬が1頭いましたが、他の馬もライバルだと思っていました。自分の競馬をすれば、良い結果がついてくると思い、一生懸命に乗りました。馬は落ち着いていて、ゲートも上手く出られましたし、内容は良かったです。元々ゲートの出は良い馬ですし、自分の競馬ができたと思います。今日勝てたのは、皆さんの応援のおかげです。」

(柴田光陽調教師)
「この馬自身が力を付けています。左回りは、去年船橋で走った時にスタートで躓いて後方からになったこともありましたが、スタートが良くなって、好位につけられました。血統的に奥手の血が出ているのかもしれません。馬は元気いっぱいで、精神面にも落ち着いてきました。輸送もクリアしてくれるようになり、大人になったと思います。夏は函館で1回使いましたが、その時は太め残りでした。今日の体重は許容範囲で、馬が熟してきた感じです。来年は何とか頑張ってもらいたいです。次走はまだ分かりませんが、牝馬の重賞を中心に行こうと思っています。JBCはまた目指したいですね。」

2着 サクラサクラサクラ(山崎誠士騎手)
「良いペースでした。折り合いがついて、頑張ってくれました。息使いが重い感じがしましたが、そこそこ粘ってくれました。さすが去年のJBCレディスクラシックで3着に来ただけあります。調教師も1回使って、次はさらに良いと言っていました。今後も楽しみです。」

3着 カラフルデイズ(福永祐一騎手)
「1200mを続けて使っていたので、行きたがっていたのですが、抑えはききました。体調が万全とまで言えない中で、最後までよく伸びて頑張ってくれました。1200mを続けて使っていた分、最後は甘くなったのかもしれません。」

(取材:米田元気)

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