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 浦和競馬場(天候・晴、馬場状態・良)で行われたダートグレード競走の第34回浦和記念(JpnII・2000m・1着賞金3500万円)は、南関東4頭、JRAから4頭、他地区2頭の合わせて10頭が出走した。
船橋のマグニフィカが今回もペースを握り、レースが始まった。2番人気のJRAエーシンモアオバーは2番手からの競馬となり、以下、船橋ケンブリッジエル、高知グランシュヴァリエが続いた。3番人気のJRAランフォルセは中団、そして1番人気のJRAシビルウォーは後ろから3~4頭目を進んだ。
レースが動いたのは2週目の向正面。逃げるマグニフィカに、JRAの3頭、エーシンモアオバー、ランフォルセ、シビルウォーが迫り、3~4コーナーにかけてはこの3頭が抜け出した。
4コーナーでは、ランフォルセとシビルウォーの2頭に絞られ、最後は早め先頭に立ったランフォルセがシビルウォーの追撃を1馬身振り切り優勝となった。勝ちタイムは2分07秒6。鞍上はJRA戸崎圭太騎手。3着にエーシンモアオバーで、JRA勢が上位を占めた。4着は高知のグランシュヴァリエで、JRAダイショウジェットが5着に入った。
勝ったランフォルセは父シンボリクリスエス、母ソニンク(その父Machiavellian)という血統の牡7歳・青鹿毛馬。JRA美浦・萩原清調教師の管理馬。通算成績は31戦10勝(うち地方11戦2勝)、重賞は2011年エルムステークス、2012年ダイオライト記念に続き3勝目となった。

●レース後の関係者のコメント
1着 ランフォルセ(戸崎圭太騎手)
「他に行く馬がいたので控えましたが、行けたらハナに行っても良いと思うくらい、調子の良さを感じていました。道中は馬のペースに任せて、良い感じで行けました。脚を溜めている感じがしたので、最後は伸びるだろうと思っていました。決して余裕はなかったのですが、最後まで頑張ってくれました。まだまだ馬は元気で、これからも期待したいと思います。」

2着 シビルウォー(内田博幸騎手)
「悔しいです。結果として、もう少し早く仕掛ければ良かったと思います。2コーナーで内がポッカリ開いて、勝ち馬はそこを通っていましたが、まさかあそこで内が開くとは思いませんでした。馬は勝てるだけの出来にありました。」

3着 エーシンモアオバー(岩田康誠騎手)
「ゲートの中でかなり待たされて、スタートのタイミングが合いませんでした。レース前は2番手でも良いと思っていましたが、待たされることがなければ、ハナに行けたと思います。しかし、この馬なりに最後まで走っていました。」

(取材:小林雅巳)

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