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12月11日(日)に阪神競馬場で行われる第68回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に登録をしているリスグラシュー(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。

(3戦2勝の内容を振り返って)
「初戦で負けたのは駄目でしたが、安定して高いパフォーマンスを見せてくれていると思っています。
あれ(未勝利戦のレコード勝ち)はびっくりしました。あの時計はかなり速いなと思いました。
(アルテミスSは)外枠だったので、その点だけは少し不安でしたが、特に問題なく、東京輸送もクリアしてくれました。今のところ言うことないのではないかと思っています。
どんな競馬でもできるなというふうにイメージしています」

(前走後の調整について)
「レース後すぐにノーザンファームしがらきへ短期放牧に出しました。約3週間前ですか、(厩舎に)戻して、予定通り調整しています」

(調教過程を振り返って)
牝馬ということを考えて、先週はジョッキーも来てくれましたので、しっかりと負荷をかけました。今日は軽めというか、ラストの反応を確かめる程度という、予定通りの調教ができたと思います。
(戸崎騎手は)"乗りやすい"と言ってくれました。社交辞令も込みかもしれませんが、本当に乗りやすいと思います。
(坂路で51秒8)そんなに無理をして目一杯叩いた時計ではないので、やはり能力の高さを感じさせてくれました。
もうしっかりと負荷がかかっているので、走り方を確かめるだけ、そういうような調教で良いと思っていました。そのイメージ通りの調教はできたと思います。
本質的にこの馬はもう少し距離があってもいいのではないかと考えていますが、今回はマイルということで、ラストの瞬発力、そこで切れ負けしないようなイメージです。
あまり馬場状態が良い時間帯ではなくて、12秒3というのは時計も良いですし、それ以上に見ていて走り方が良いなと思いました」

(今回のレースに向けて)
「楽しみです。ただ、東の強い馬も出てきますが、競馬ですから相手があることです。この馬の能力はしっかり出せるような状態に仕上げられたという自負はあります。
スピード、自在性、瞬発力、どれも高いレベルにあると思います。それでもう少し体がしっかりしてくれば良いです。
関西圏で競馬をする限り、これ以上大幅に(体を)減らすことはないと思います。
阪神1800mならベストなのですが、何も問題ないと思います。とにかくコースとか距離というよりも、天気だけは晴れてほしい、それだけです。
やはりここで良いレベルで競い合ってくれなければ、来春の楽しみはなくなります。桜花賞に期待を持って向かえるようなレースをしてほしいです。
皆さんおっしゃる通り、牝馬は非常に高いレベルにあると思います。
まだまだ伸びしろもあると思いますし、それを望んでいます」

(取材:米田元気)

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