12月11日（日）に阪神競馬場で行われる第68回阪神ジュベナイルフィリーズ（GI）に登録をしているヴゼットジョリー（牝2、栗東・中内田充正厩舎）について、追い切り後の中内田充正調教師のコメントは以下の通り。

（前走の新潟2歳S1着を振り返って）
「あのレースは福永騎手が馬を教えながら上手に誘導してくれた勝利だったと思います。
この馬自体2戦目だったので、馬群の中で折り合って、かつ終いをしっかりと走るという内容の良い競馬でした。
新馬戦も川田騎手が上手に導いてくれた勝利でした。
普段からそうですが、競馬に行ってからのセンスが良いです。ジョッキーの指示に応えますし、競馬では長く良い脚を使ってくれます。すごく賢い馬です」

（前走後の調整について）
「一旦山元トレーニングセンターに戻しまして、直前でグリーンウッドを経由して、1か月前に厩舎に戻しています」

（調教過程を振り返って）
「（1週前は）ジョッキーに跨がってもらって、良い感触をつかんでもらいました。古馬も走る馬でしたが、それをさらに上回る動きをしてくれていました。納得です。
（今日は）先週と同じような感じで、折り合いと仕掛けての反応を確認する程度で終えています。
（和田騎手は）先週から乗ってもらっているので、馬の感触はつかんでもらっていますし、前走の競馬も見てもらっています。良い感触で行ってもらえると思います」

（今回のレースに向けて）
「（阪神コースは）正直、特に心配はしていません。
皆様のおかげで順調に来ています。
新馬戦も初めての競走にしては良い内容で勝ってくれました。競馬に行ってのセンスが良いので、その辺は馬を信じてこういう予定にしました。
真面目は真面目ですが、そんなにテンションが上がるとか、そういう感じはないです。本当に大人しくて、良い馬です。元気はありますが、普段から悪さをするような馬ではありません。
やはりさすがにGIですので、相手は強い馬がたくさん出てきますが、うちの馬もその強い中の一頭かなと思っています。
上を目指せる、名前のように美しい馬になってくれたら良いですね。
ヴゼットジョリー自身3走目ですが、一生懸命走る馬ですので、競馬場にぜひ足を運んでヴゼットジョリーを応援して下さい。よろしくお願いします」

（取材：米田元気）