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12月8日(日)に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に出走予定のオータムレッド(牝2)について、手塚貴久調教師の追い切り後のコメントは以下の通り。

「クローバー賞を勝たせてもらって、阪神ジュベナイルフィリーズを使いたいと思ったんですけど、その前に上位の馬との力関係を見るために、アルテミスステークスを使わせてもらいました。5着でしたが、勝った馬は強かったですけれども、時計的には走れているのではないかと思って、悲観はしていません。デビュー戦はのちに重賞を勝つビアンフェを破っていますし、クローバー賞も強い競馬だったと思います。前走もしっかり走っての5着でしたから、これがいいガス抜きになればと思います。
アルテミスステークスの時は少しテンションが高くなってしまって、体重も減ってしまったんですが、その後は美浦に残って調整して、リラックスしてきていますし、今回に向けては随分上積みがあるのではないかと思っています。1週前の追い切りは(併走した)マルターズディオサと違って、自らグイグイ行くタイプですからね。調教のタイムも動きも良く見えるんですけれども、どちらも特に問題はなく、いい動きだったと思います。調教でも積極性があるタイプなので、すごく動きはいいです。
前向き過ぎるところがあるので、最終追い切りは単走にさせてもらったんですが、リズム良く折り合って、いい動きだったと思います。前走で減った身体がそうは戻っていないと思いますが、リラックスして精神面は落ち着いてきているので、そういった面の上積みはかなりあるかな、と思っていますので、今度のレースはプラスの要素が多いと思っています。
この仔はマイルがギリギリかな、という印象があるので、その意味で直線の長い(東京コースの)アルテミスステークスを使わせてもらったんですが、力勝負ができる、トリッキーなコースではないので、東京を使った経験が活きればいいと思っています。
2勝目を挙げた時は函館から札幌への直前輸送で、その時は体重が減らなかったんですが、アルテミスステークスは当日輸送で体重がだいぶ減ってしまったので、そのあたりが少し心配だなと思っています。なので、今回は2日前に輸送して調整したいと思っています。
新種牡馬のワールドエースの産駒で、GIへの出走が初めてなのですが、ワールドエースもディープインパクトの仔らしい瞬発力と、想像以上に走る子どもがいっぱい出てますから、その先駆けになれるよう頑張ってほしいと思います」

(取材:山本直)

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