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1月23日(日)に中山競馬場で行われるアメリカJCC(GII)に出走予定のキングオブコージ(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)について、追い切り後の安田翔伍調教師のコメントは以下の通り。

「(前走は)外枠の発走でうまく壁も作れず、スローペースで馬が力む形になって、3コーナーまでリズムを修正できなかったとのことなんですが、その中でもゴールまでしっかり脚を使ってくれたのは、復調の兆しが見られたのかなと思っています。
連勝してた頃は1度使って牧場へ移動してガス抜きしていたんですが、(この中間は)未勝利以来の在厩調整で変化を求めています。元々非常におっとりした子で、こちらの指示を出すことでようやく動き出してくれる子なんですが、(今は)気負いとかを見せているわけではないんですが、常に戦闘態勢になっているというか、合図を待っている感じで調教に励んでいます。
在厩調整でほぼ筋力や息遣いはできていますので、(1週前は)フラットなコースでバランスの確認と、併せることでリズムが乱れすぎないよう併せ馬で追い切りました。気持ちが乱れることもなく、ゴールまで推進していました。
元々おっとりした部分から、今のそういう動く準備している態勢にあるというのが、良いのか悪いのか、まだ掴み切れていません。おっとりした中で競馬に行っていたので、これ以上刺激を与える必要はないな、ということで、(今週は)抑えすぎず出しすぎず、直線も若干右にバランスで崩れて、内にモタれる面があるのを修正することなく、刺激することなくレースに行こう、という考えで乗りました。こちらが思っていたよりはのんびり走ってくれる割合は大きかったですね。
経験もしていますので、今回の舞台が特別克服しなければいけないポイントがあるとは思ってないです。オールカマーで初めて輸送減りしたんですが、骨折で長期休養明けという状況で、今回とは臨戦過程は違いますが、今週の追い切りも含めて輸送まで刺激を与えずに競馬場へ向かいたいと考えています。
(騎手とは)定期的に連携をとって、前走後の馬の状態というのも確認していますし、おっとりしていた面がこうなっている、という中間の不安や疑問に思ったことは定期的に相談しています。(作戦は)ジョッキーにお任せします。
相手関係を見てコンディションを作っているわけではないので、(相手に)この馬がいるからこういう時間を過ごそう、というのもありませんし、馬と向き合って行きたいと思います。
少しずつ、休養前の連勝していた頃の雰囲気に戻っていますので、この馬の可能性がさらに大きくなるレースを期待しています。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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