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浦和競馬場(晴、重)で4日、第19回JBCクラシック(JpnI、ダート2000メートル)が行われ、好位から先に抜け出した1番人気のチュウワウィザード(JRA)が、迫ってきた2番人気のオメガパフューム(JRA)をハナ差抑えて、初のJpnI制覇を飾った。勝ちタイムは2分06秒1、勝利騎手は川田将雅。

4馬身差の3着には6番人気だったセンチュリオン(浦和)が入り、地方馬最先着を果たした。3番人気のロードゴラッソ(JRA)は7着だった。

チュウワウィザードは父キングカメハメハ、母チュウワブロッサム(母父デュランダル)の牡4歳、青鹿毛。JRA栗東の大久保龍志厩舎所属。通算13戦8勝(中央9戦5勝)、重賞は4勝目。

~レース後のコメント~

1着 チュウワウィザード(川田将雅騎手)
「きわどくて入った瞬間はわかりませんでしたが、勝っていて良かったです。スムーズなスタートで、行く馬を見ながら、終始リズム良く行けました。ゴールの後は帰ってくるまで、勝ったかどうか分かりませんでした。一戦ごとに成長しながらJpnIを勝ってくれました。全体的に総合力があるのがこの馬の強みです。JpnIを勝つことができましたので、これからも頑張ります。応援よろしくお願いします」

(大久保龍志調教師)
「JpnIを勝てそうで勝てず、歯がゆかったので勝つことができてほっとしています。スタートが決まって、小回りコースですので向正面から仕掛けていきましたが、他の馬にマークされていたのでドキドキしていました。ゴールの瞬間は勝っているかと思いましたが、モニターでみると負けているかもと感じました。前走の後に思い切って休ませて、今回+11キロと増えていたのが良かったです。次走はチャンピオンズカップを目標に調整します。良い馬でなかなかJpnIを勝つことができず歯がゆかったので、今回、結果を出すことができて良かったです。これからも応援よろしくお願いします」

2着 オメガパフューム(M.デムーロ騎手)
「悔しいですね。タイミングが悪かったです。この馬の頭が下がっていると思いました。もう1完歩(ゴールが)前か後ろだったら......。運がなかったです。浦和は小回りで難しいですし、うまく手前を替えられませんでした。でも頑張ってくれました。次にまた頑張ります」

3着 センチュリオン(森泰斗騎手)
「もう少し内枠が欲しかったですね。かなり外を回らされました。それでも前の2頭に食らいついて走ってくれました。良い走りだったと思います」

5着 ストライクイーグル(吉原寛人騎手)
「理想の位置を取れました。早めに動いて3番手に行きましたが、JRA勢の手応えが良くて飲み込まれ、コーナーでひるむ所がありましたが、直線はまたしぶとく伸びてくれました。やはり走る馬ですし、今後の活躍が期待できると思います」

6着 ワークアンドラブ(笹川翼騎手)
「自分の競馬は出来ましたし、馬も頑張ってくれました。乗るたびにビックリするくらい良くなっています。馬体は若いですし、来年はさらに良くなるでしょう。交流重賞でもやれる手応えは掴めました。現状できることはできたと思います」

7着 ロードゴラッソ(藤岡佑介騎手)
「前回が芝スタートだった影響もあったのか、(スタートで)躓いて馬がバランスを崩してしまいました。位置は良いところでしたがリズムが悪くて、ペースアップした所で苦しくなってしまいました」

8着 アンデスクイーン(松山弘平騎手)
「以前アンデスクイーンに乗せてもらっていて癖のある馬ではなかったので今回も問題ないと思っていましたが、結果を出すことができず非常に申し訳ないです。敗因はペースが上がった時についていけなくなったことです」

(取材:大関隼、小屋敷彰吾

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