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26日(水)、大井競馬場(晴・重)で行われた第42回帝王賞(JpnI・ダート2000m)は、ダミアン・レーン騎手騎乗の3番人気オメガパフューム(JRA)が、道中後方から2番手でレースを進め、直線では5番手から抜け出した2番人気チュウワウィザード(JRA)を差し切って2分04秒4の時計でレースを制し、昨年の東京大賞典に続き統一GIレース2勝目を挙げた。

1馬身1/4差の2着にチュウワウィザード、アタマ差の3着に中団から追い込んだノンコノユメが続いた。1番人気のインティはシュテルングランツにハナを譲り、2番手からの競馬で直線失速、6着に終わった。

オメガパフュームは父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス(その父ゴールドアリュール)の血統、JRA栗東・安田翔伍厩舎所属の牡4歳馬。通算成績は12戦6勝(地方3戦2勝)。D・レーン騎手、安田翔伍調教師ともに帝王賞初勝利。

<レース後の関係者のコメント>
1着 オメガパフューム(ダミアン・レーン騎手)
「素晴らしい気持ちです。レース中ずっと馬の手応えも良かったですし、厩舎の方々のおかげで、仕上がりも完璧でした。正直前半はもう少し前につけられるかなと思いましたが、考えていた以上にペースが速くなりました。ただ、最後の1000メートルから800メートルくらいで少しずつ上がって行けたので、心配していませんでした。直線は反応もよく、素晴らしい終いの脚でした。騎乗する機会を与えてくれたオーナーをはじめ、関係者の皆様に感謝したいです。今日は素晴らしい夜になりましたし、また皆様にお会いできる事を楽しみにしています」

1着 オメガパフューム(安田翔伍調教師)
「目標のレースでしたし、勝てて何よりです。馬を労ってあげたいです。このレースに向けて馬の集中力も高まっていましたし、レースは安心して見ていられました。ダート馬としてはそれほど大きくないのですが、精神的に強いのが良い所ですね。このあとは放牧に出します。馬の状態を見ながら、オーナーとも相談して決めようと思います」

3着 ノンコノユメ(真島大輔騎手)
「まだまだ馬が若くて、十分やれる力はあります。ゲートをうまく出てくれてスタートから気分良く行けました。最後の直線で勝ち馬がきても反応できるぐらい力が残っていました。使ってさらに良くなりそうです」

5着 モジアナフレイバー(繁田健一騎手)
「ゲートの中では落ち着いていなかったのですが、ゲートはしっかりと出てくれました。正攻法の競馬で直線でも半ばまで頑張っていました。ただ結果的には、もう1列後ろでレースを進めるのが正解だったのかもしれません」

6着 インティ(武豊騎手)
「今日は引っかかってしまい折り合いがつきませんでした。前半から一生懸命に走りすぎてしまいました。自分のリズムで行けると強いのですが、気性的な弱点が出てしまった形です。まだまだ改善の余地があります」

(取材:大関隼、小屋敷彰吾)

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