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園田競馬場(晴・稍重)で23日、第12回園田FCスプリント(820メートル戦)が行われ、1番人気に推されたダノングッド(高知)が好位追走から直線で先頭に立つと、後続を5馬身引き離して圧勝。去年に続く連覇を飾った。勝ちタイムは48秒9だった。騎乗していた多田羅誠也騎手は兵庫の重賞初制覇。2着には5番人気のダノンジャスティス(高知)が入り、別府真司厩舎のワンツー。3着には逃げた7番人気のブレイクフリー(兵庫)が入って、地元最先着となった。

ダノングッドは父Elusive Quality、母マイグッドネス(母父Storm Cat)の牡10歳・栗毛。通算65戦14勝。重賞7勝目となった。

【レース後のコメント】

1着 ダノングッド(多田羅誠也騎手)
「最近良い結果が残せていなかったので、得意な園田の短距離で勝てて嬉しい気持ちです。馬が経験豊富なので、馬に任せてレースに臨みました。
距離が短いので、スタートだけ落ち着いて確実に出せるように注意しました。スタートは決まって行き脚も良かったのですが、砂を被ってしまったところで少し嫌がる面を見せて後退してしまいました。何とか促してスペースができた所で外に出せて良かったです。そこからは脚が違いました。自信を持って追いました。
最近は結果を出せませんでしたが、馬が得意な舞台でしたから、自信を持って臨みました。
(大阪府高槻市の出身で)昨年も園田のレース(園田チャレンジカップ)で乗せていただき、悔しい2着でしたから、何としてでも園田で勝ちたいと思っていたので良かったです。一番大きな声援は母親で、後押しになりました(笑)
(10歳ですが)馬も年齢的に衰える部分はあると思いますが、しっかりと調整して、今後県外に遠征しても良い勝負ができるよう頑張ります。
不器用な面もありますが、スムーズに運べば良い脚を使ってくれます。これをきっかけに県外でも高知でも良い結果を出せるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

(別府真司調教師)
「今日も園田の強いメンバー相手に良いレースができて良かったです。このレースに照準を合わせて調整を続けてきました。馬は良い状態でレースに臨めました。
道中3番手で手が動いていたのですが、砂を嫌がる面がありますから、外に出せば変わると思っていました。10歳ですが現役バリバリです。
今朝は飛行機のトラブルがあり、装鞍時間ギリギリで園田競馬場に到着しました。騎手も私もバタバタでしたが、レースで良い成績が残せて本当に嬉しく思ってます。
馬が丈夫で元気なので1年無事に走れたらまた来年チャレンジしたいと思います」

2着 ダノンジャスティス(上田将司騎手)
「良く頑張ってくれましたが、勝ち馬が強かったですね」

3着 ブレイクフリー(下原理騎手)
「枠が外目で、スタートで内の馬が何頭か行ったものの、二の脚で行けた感じでした。かえって大外で良かったかも知れません。
勝ち馬は来るだろうと思っていましたが、高知の2頭に交わされてしまいました。
4コーナーの入りは良い感じでしたが、そこを過ぎた時点で一気に来られました。でも、この馬も本当によく頑張ってくれました」

4着 スマートメイス(吉村智洋騎手)
「具合も良くレースの感じも良かったのですが、スタートでタイミングが合わずジャンプするような感じになったのが痛かったですね」

(取材:檜川彰人)

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