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12月12日(日)に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に出走予定のナミュール(牝2)について、追い切り後の高野友和調教師のコメントは以下の通り。

「(赤松賞は)馬の能力は十分感じるレースをしたかなと思います。ゲートはちょっと遅れてしまって、そこは課題だなとは感じましたが、その後のリカバリーとか、折り合い、馬の後ろに入れても大丈夫でしたし、あとは瞬発力を感じました。乗ってくれた三浦皇成騎手が丁寧にやってくれて、良いレースだったと思います。

(中間は)一度牧場にお願いしていまして、リカバリーしてもらいました。馬体も良くチェックした感じで、中2週でも(阪神JFに)行ってみていいのではないかという状態と感じていますので、出走にGOサインが出ています。

(今日は)身体は十分できているので、負荷的なものを強く求める追い切りではなかったです。テン乗りになるジョッキーとのコンタクトを主眼に置いた追い切りでした。リードホースを左側に置いてペースを作らせながら、右後ろから(ジョッキーに)乗りやすさなどを感じてもらえたらと思ってやりました。馬が走りたがるのを我慢させる区間も作りましたし、その後は反応を見てもらったのですが、良い反応を出せましたし、概ねやりたいことはできたかな、と思います。すごく良い追い切りだったし、僕はモニターで見ていたのですが、本当にモニター上でも良かったし、(ジョッキーには)『乗った感じもグッドだ』と言ってもらえました。ここまでは良いコンタクトが出来ているのではないかと思います。

今まで左回りで、右回りは初めてになるので、心配はもちろんあります。この前、東京競馬場へ初めて行った時の堂々とした仕草とか、全てをパニックせずに受け入れている姿を見て、阪神競馬場でも大丈夫かな、と思いますし、普段はコースの調教で左回り、右回りともに乗っていますが、特に左右の癖というのはありませんから、右回りは初めての競馬ですけど、心配なくこなしてくれるだろうと思っています。

強みになる部分はトップスピードに入った時の脚の速さですかね。

もちろん相手関係はすごく強い馬たち、重賞の実績を積んできた馬たちが相手になりますし、他も素質馬がいっぱいいる中の競馬になるので、馬は大変かなと思いますけど、ナミュール号もその一角に入っていると思っていますので、臆せず戦っていける能力はあると思います。

デビュー前から素質を感じていました。2回競馬をして、どちらも素晴らしい走りをしてくれました。次はGIということでもっと厳しいレースになるのではないかと思いますが、この馬の力を発揮すれば良い勝負をするのではないかと信じて、競馬に行ってみたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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