10月のデビュー戦勝利から2ヶ月後のホープフルステークスを連勝したサトノネプチューンは、再度2ヶ月の間隔で3戦目にして重賞初挑戦となる。
今朝は7時過ぎに馬場に入ってウッドチップコースを楽な形で駆け抜けた。
調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。
●サトノネプチューン(橋本篤典調教助手)
◎10月の新馬戦を勝って2ヶ月半間を置いてホープフルステークスと、ゆったりした間隔で勝ったわけですが、ホープフルステークスは最後にきっちり捉えるレースでした。あのレースを振り返って頂けますか。
初戦はいくらか折り合いに不自由している面があるのかと思いましたが、それもジョッキーは「折り合いは大丈夫だ」ということでしたし、ホープフルステークスでは見た感じでも折り合いにl苦労している面は見られませんでしたので、安心して見ていられたといいますか。レース前の評価は低かったですけど。
◎送り出す陣営としてはかなり期待を持って送り出したわけですか?
まあ、どの陣営も期待はしてるんですけど(笑)。
◎その後、また2ヶ月少々の間隔が開いて、ゆったりしたローテーションになってますが。
ちょっと食も細いですしテンションも上がり易いので徐々に良くなってくれればいいかなという感じで間隔は開いています。
◎この2ヶ月はどう過ごしたんでしょうか?
ノーザンファームしがらきで、放牧されていました。
◎休みから帰った印象で変わった点はありますか?
やっぱり、ちょっとカーッとするというか、普段の運動でも並足があまりできないですし、少し運動をすれば飼い葉食いが落ちるという形で、やはり難しい面がある馬だと思いました。
◎ジョッキーの前回のコメントでも「まだ子供っぽさが抜けないかな」ということでしたが。
ただ、競馬は行儀良く回ってきてくれているので、普段の印象よりは競馬の印象の方がずいぶんいいんですけど。
◎先週、今週とウッドチップコースで調整されていますが、動きはいかがですか?
先週は1週前ということで少し(強めに)やったんですけど、やっぱり他の馬と比べて飼い葉食いとテンションの面を考えると、そこまでビッシリできませんので、それ以上悪くならないようにセーブ気味の調教ではあります。
◎体は戻ってきてからどうでしょうか?
デビュー前と比べて、それより減っているのはしょうがないと思うんですけど、それでも体つき自体細く見えますし、実際の体重も500キロ前後ということで、もう少しあって欲しいなとは、希望としてはありますね。
◎やはり放牧明けならもう少しふっくらしているのが理想ということですか。
そうですね。これから調教していくということではやはりもうちょっとあっていいかなというふうなところはあるんですけど。
◎今週はゆったりした感じの調教でしたが。
いつもどおりの半マイルからの調整で感じとしてはできていなければもうちょっと行ってもという感じだったんですけれど、反応も良くなってますし息遣いも良かったみたいなので、ある程度走れる形にはなっていると思います。
◎今回の舞台は前回の舞台と同じ、皐月賞の舞台とも同じ、そこで強い相手と当たることになりますが。
コースは1回経験して上手に競馬ができましたしそれほど心配してないです。あとは相手ですが一線級と言っていい相手だと思いますので、そのへんでどれぐらいの力があるのか計るにはちょうどいいんじゃないかなと思います。
◎2戦をこなしてこの馬の一番手ごたえを感じているいい所はどのあたりに見ていますか?
テンションが上がり易くて難しい面はあるんですけど、やはりそれが競馬に行っての良さにつながっているんだろうと思いますし、その辺が悪い方向にいかなければ、もっともっと成長してくれるんじゃないかと思います。
◎今回いいレースをしてくれると楽しみが大きくなりますね。
そうですね。今でも十分楽しめますけど。
◎課題があるとすれば何でしょうか?
前回も上手に競馬をしてくれたので、レースには課題らしい課題はないんですけど、普段の様子を見ていると競馬慣れしてテンションとかが上がらなければいいなと、そっちの方が心配でしょうか。
(取材:佐藤泉)
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