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今月の寒さも月末には一段落。今週末の東京は気温が15度を超えるような予報だ。今朝の美浦トレーニングセンターの調教開始前の気温はマイナス2度。しかし1時間ほどで0度となって調教の終わりに近い11時前後には10度まで上昇した、風もなく快適なコンディションの中、トレーニングが行われた。

 明けて8歳になった一昨年のこのレースの覇者スマイルジャックは坂路を1本駆け上がってから9時20分にウッドチップコースに入り障害馬セイエイを10馬身ほど前に置いてそれを追いかける形の調整。最後は内にコースを取って鞍上の田辺騎手の大きなアクションに応えてギリギリ捉え切った。

 調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。

●スマイルジャック(小檜山悟調教師)

◎12~3馬身前に馬を置いての調教でしたが、どんな感触でしたか。
 最近、馬がすごくズブい感じがあって・・・。でも、さすが(今日騎乗していたのが)乗り役ですね。最後にキッチリ交わしていいイメージで追い切りを終わってくれました。休み明けですが、乗り込み量としてはすごく乗っていて、中間、使いたかったレースが斤量の関係で使えなかったのが少し誤算なんですけど、例年ここからスタートするということを考えれば、いつもと同じローテーションでいいのかなと思っています。

◎2ヶ月間は開きましたが、ニューイヤーステークスに出走するとなると62キロだったんですね。
 いまどき平地のレースを62キロで使うわけにはいかないので。登録した時に愕然としました。

◎この年齢になっても、昨年秋の滑り出しであれだけの時計で頑張ったわけですから、衰えはないですね。
 そう思ってるんですけど。競馬に行ってそれがどんなものか。東京新聞杯は相性の悪いレースではないので楽しみにはしてます。

◎中山でも実績は出していますが、どちからと言えば左回りが得意でしょうか。
 東京コースなら安心して見ていられますからね。ただズブさが出てきたことで思ったよりちょっと後ろの位置取りになったことでいい脚で追い上げて来ても届かないというレースが続いているものですから、今回はもう少し前目で競馬をして欲しいとは田辺騎手に頼もうと思ってますけど。

◎以前ですと内からすーっと伸びる脚を見せていましたが、ここのところ外に出して今ひとつ伸びがないレースが続いていますが。
 そこのところを乗り役に期待するしかないと思ってます。

◎まずは今年の滑り出しとしてはいい形で迎えられそうですね。
 もうビシバシ、ビシバシと攻め馬だけはやってますからね。あとは実戦でどこまでレースができるかがカギですけど。


(取材:佐藤泉)


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