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中山11Rの第46回ステイヤーズステークス(GII、3歳上、芝3600m)は8番人気トウカイトリック(北村宏司騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分46秒5(良)。1馬身1/4差2着に4番人気ファタモルガーナ、さらにクビ差で3着に2番人気デスペラードが入った。

トウカイトリックは栗東・野中賢二厩舎の10歳牡馬で、父エルコンドルパサー、母ズーナクア(母の父Silver Hawk)。通算成績は57戦9勝となった。

~レース後のコメント~
1着 トウカイトリック(北村宏騎手)
「出来るだけ前の位置で内につけたいと思っていたので、道中はそこに気をつけました。3、4コーナーでもうまく馬群を捌けました。追い通しでしたが、力がまだ残っている感じでした。10歳で今回が本レース6回目となりましたが、最後まで頑張ってくれました。まだ気力もあります。この馬の良さは自分のペースを乱さず走ってくれるところです」

(野中賢二調教師)
「偉い! それ以外ないです。ジョッキーも完璧に乗ってくれました。スタートも出てくれて作戦通り内につけることが出来ました。1回叩いて状態も上向きでしたし、距離適性があります。馬が持っている資質がすごいですね。私たちはそれに対して疲れを抜いてあげたりするだけですから。長い付き合いなので、こういう場合はこうするっていうのは分かっています。それだけに馬の調子も良く、メンバーを見てチャンスかなとも思いました。こうなると8年連続春の天皇賞に行かないといけないでしょう。今後は万葉Sに登録するかどうか、そして阪神大賞典から天皇賞へ向かうローテーションにするかは、馬の疲労度を見て決めたいと思います」

2着 ファタモルガーナ(川島騎手)
「うまく流れに乗って競馬が出来ましたし、長丁場は合っています。勝った馬とはキャリアの差が出ましたね」

3着 デスペラード(内田博騎手)
「4コーナーでは勝ったと思ったくらいでしたが、最後は一杯でした。ダートで走っていた馬ですし、スタミナがありますから、長い距離がいいと思います。このメンバーで、これくらいやれたのですからメドが立ちましたし、よく頑張っています」

4着 セイカプレスト(津村騎手)
「内でロスなくジッとしていられました。芝の長距離はいいですね」

5着 ネヴァブション(田中勝騎手)
「よく頑張っていますよ」

7着 マイネルキッツ(松岡騎手)
「徐々に良くなっていますが、ガツンと来るところがありませんでした」

8着 メイショウウズシオ(飯田騎手)
「折り合いをつけて、2度目のゴール板で先頭に立つのは予定通りでした。予定通りに運べたのですが、最後は一杯でした。でも力をつけていますし、ある程度の距離ならやれると思います」

10着 フォゲッタブル(ムーア騎手)
「スタート良く、道中も良かったのですが、最後は走る気をなくして伸びませんでした。4コーナーで外から被され、嫌気を出してしまったのかもしれません」

13着 ケイアイドウソジン(蛯名騎手)
「入れ替わり立ち替わり来られ、今日は展開が厳しかったです」


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