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5日(月)の川崎競馬場で行われた第12回JBCスプリント(JpnI・1400m・1着賞金6000万円・11頭)は、スタンド前の先行争いを制してハナを奪った2番人気のタイセイレジェンド(内田博幸騎乗)が最後の直線で後続を完全に振り切って勝った。勝ちタイム1分26秒6はレコードタイム。
 3馬身差の2着が中団から追い込んだ1番人気のセイクリムズン、さらに2馬身差の3着に4番人気スーニが入り、4着セレスハント、5着ダイショウジェットまで5頭出走したJRA勢が上位を独占。地方勢はオオエライジン(兵庫)の6着が最高で、東京盃を勝って3番人気に推された笠松のラブミーチャンは9着と敗れた。

 勝ったタイセイレジェンドは父キングカメハメハ、母シャープキック(その父メジロマックイーン)という血統の5歳牡馬で、JRA栗東・矢作芳人調教師の管理馬。通算成績は26戦8勝、今年のクラスターカップに続く重賞2勝目が嬉しいJpnIのタイトルとなった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 タイセイレジェンド(内田博幸騎手)
「逃げたら強いことは分かっていましたし、それがダメなら好位でと考えていましたが、スタートが良かったですね。直線でまたハミを取って、ぐんと伸びてくれました。馬の状態が良くて、いい形で勝たせてくれました。矢作先生は南関東競馬の出身ですし、その馬に南関東競馬出身の自分が乗って勝てたのも嬉しいです」

(矢作芳人調教師)
「よくここまで力をつけてくれました。馬に感謝しています。クラスターCから間隔が空いていた前走の東京盃の時より、今回は状態が上がっていると思っていました。1コーナーでハナを取り切れれば大丈夫だと思っていたので、ハナに行った時点で勝てるかなと思っていました。いくらか成長が遅い馬だったので、じっくりと育ててきたのが良かったようです。次は来年のフェブラリーSを目標にするつもりです。南関東出身の調教師と騎手のコンビで、川崎で勝てて本当に嬉しいです」

2着 セイクリムズン(岩田康誠騎手)
「スタートで滑りました。スタートで上手く出ていれば…。出遅れたので中団からの競馬になりましたが慌てずに行って、負けはしましたが、この馬のレースは出来ました。まだまだ馬は元気なので、これからも期待したいと思います」

3着 スーニ(川田将雅騎手)
「今日は馬に活気があって、久々に前に出してレースを進めました。スムーズな競馬ができて、勝ちに行った分最後は甘くなりましたが、久しぶりに良い内容のレースが出来たと思います。このところ結果が出ていなかったのですが、今日は内容が良く、頑張ってくれたと思います」

(取材:小林雅巳、大関隼)


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