10月4日(木)「白山大賞典(金沢)はニホンピロアワーズが制す」ほか [全国競馬情報]
2012/10/04(木) 21:34


●●重賞レースの結果●●
<2日(火)>
・金沢競馬場(天候:曇 馬場:不良)で行われた第32回白山大賞典(第10競走・3歳以上・JpnIII・指定交流・1着賞金3100万円・ダート2100m)は12頭が出走した。スタートしてすぐに3番人気のJRAのエーシンモアオバーが先頭に立ち、単勝1.5倍という断然の1番人気となったJRAのニホンピロアワーズが2番手につき、2番人気の地元金沢のナムラダイキチが3番手となった。中団の5番手がJRAのダイシンオレンジ、その後にJRAのクリールパッションとピイラニハイウェイが追走した。2周目に入った向う正面でニホンピロアワーズとナムラダイキチがエーシンモアオバーに並びかけてペースが速くなり、後続は離されてしまった。2周目の3コーナーではニホンピロアワーズが抜け出し、最後の直線でリードを広げて優勝した。勝ちタイムは2分12秒9。勝利騎手はJRAの酒井学。4馬身差でナムラダイキチが2着となり、逃げたエーシンモアオバーが2馬身半差の3着と先行した3頭が上位を占めた。4着がピイラニハイウェイで5着はクリールパッション。
 ニホンピロアワーズは、父ホワイトマズル、母ニホンピロルピナス(母父アドマイヤベガ)という血統。JRA栗東の大橋勇樹厩舎所属の牡5歳青鹿毛馬。昨年のこのレースではJRAのシビルウォーに敗れて2着となったが、これで名古屋グランプリ、名古屋大賞典に続く重賞3勝目となり通算成績は20戦9勝(中央競馬では15戦6勝)となった。
<3日(水)>
・JBCスプリントの前哨戦となる統一ダートグレード競走(Jpn2)第46回東京盃(1着賞金3500万円、ダート1200、16頭)は、笠松から遠征の6番人気ラブミーチャン(柳江仁厩舎、濱口楠彦騎乗)が2番手から抜け出て快勝。
 レースは好スタートのラブミーチャンを内からジーエスライカーが交わして出てマイペースの競走。2番手をギオンゴールドとラブミーチャンが併走し、その後ろに2番人気タイセイレジェンド、さらに1番人気セイクリムズンなどが集団を形成。スタートで遅れた3番人気テイクアベットは4番人気セレスハントなどと共に中団より後ろの追走となった。
 4コーナーを手ごたえ十分で回ったラブミーチャンが残り200でジーエスライカーを交して後続を突き放し、外から追い上げたタイセイレジェンド(2着)、内から差を詰めたセイクリムズン(3着)の追い上げを完封した。逃げた地元のジーエスライカーが4着に粘った。セレスハントは5着。テイクアベットは6着。
 勝ったラブミーチャンは父サウスヴィグラス、母ダッシングハニー(その父アサティス)という血統の牝5歳馬。北海道新ひだか町のグランド牧場の生産馬。通算成績は26戦13勝。ダートグレード競走は2歳時に兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)、全日本2歳優駿(Jpn1)を連勝して以来久々の勝利だった。

 レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着ラブミーチャン
(濱口楠彦騎手)
 なかなか勝てなかった時期があったので、今日はとても嬉しいです。レースは事前に思い描いたとおりではなかったですが、それなりの位置取りができたので良かったですね。今日はいつになく4コーナーを回るときに手ごたえが良かったので、これはひょっとしたら勝っちゃうぞ、とう感じだったんですが実際に勝てて良かったです。ゴール前まで脚色はしっかりしていました。次はJBCになりますが、もう少し頑張れると思うので、皆さん、応援をよろしくお願いします。
(柳江仁調教師)
 ダートグレード競走で勝つことを目標にしていましたし、馬が進化したスタイルを見せてくれたように思います。たくさんのバックアップに応えることができて嬉しいですね。円熟味が出てきたようで、ここを勝ったことでまた勝ちたい、という思いが強くなりました。次(JBCスプリント)もしっかり走ってくれるように、体調を整えてあげたいと思います。
(小林祥晃オーナー)
 交流重賞を勝つのは3年ぶりですし、嬉しいですね。これで胸を張ってJBCスプリントへ行けます。2歳でGI(JpnI)を勝って、5歳になってまたこんな大きな花を咲かせてくれて、大した馬です。ラブミーチャンは僕が出会った天使みたいな馬。いつも精一杯走ってくれます。ぜひ次も、応援してあげてください。

2着タイセイレジェンド(内田博幸騎手)
 勝った馬は強かったですね。ちょっと1200mは忙しいかも知れません。でも、よく頑張ってくれました。

3着セイクリムズン(岩田康誠騎手)
 最後は2着の馬に迫っていますし、頑張ってくれたと思います。ここを叩いて次はもっと良くなるでしょう。

4着ジーエスライカー(坂井英光騎手)
 競られず、いい感じでした。この馬も止まっているわけではなく、最後まで伸びていたのですが、勝った馬が強かったですね。

6着テイクアベット(幸英明騎手)
 行くなら最高の枠だと思っていたのですが、1歩目で上滑りしてしまいました。それが全てです。

(取材:大関隼)

<4日(木)>
・大井競馬場(天候:曇 馬場:良)で行われたグランダム・ジャパン古馬シーズンの最終戦、第9回レディースプレリュード(第10競走・3歳以上オープン・牝馬・指定交流・1着賞金2100万円・ダート1800m)はJRAのリアライズキボンヌが出走取消となって13頭が出走した。JRAのプレシャスジェムズが最内枠からハナを切り、笠松のエーシンクールディが2番手、3番手が3番人気のJRAのプリンセスペスカ、5番手が単勝1.4倍の1番人気となったJRAのミラクルレジェンド、2番人気の船橋のクラーベセクレタは中団の後ろからの追走となった。4コーナーではミラクルレジェンドが4番手に上がって前の3頭に接近し、最後の直線ではアッサリと抜け出して2着となったプリンセスペスカに1馬身半の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分54秒0。勝利騎手はJRAの岩田康誠。3着は追い込んだJRAのダートムーア。逃げたプレシャスジェムズが5着で、クラーベセクレタは最後まで伸びずに6着に終わった。
 ミラクルレジェンドは、父フジキセキ、母パーソナルレジェンド(母父Awesome Again)という血統。JRA栗東の藤原英昭厩舎所属の牝5歳栗毛馬。このレースの連覇を達成して重賞は6勝目。通算成績は21戦10勝(中央競馬では10戦5勝)となった。

レース後の関係者のコメン。トは以下の通り

1着ミラクルレジェンド
(岩田騎手)
「状態も良く、馬体もふっくらとして牧場から帰ってきて、元気に走ってくれました。クラーベセクレタがどんなレースをするのかと思っていましたが、こちらはゲートを出たなりで、うまく4、5番手の位置を取ることが出来ました。直線で抜け出したら少し遊ぶ面は見られましたが、牝馬同士では負けるわけにはいきませんでしたし、JBCに向けて良いレースが出来たと思います。とにかく無事に本番までいってくれたらいいですね。」
(藤原英昭調教師)
「この馬の力を信頼していました。前走は帝王賞に続く連闘で負けてかわいそうな結果になってしまったので、今回はしっかりと調整してきました。ゲートを出てからは安心して見ていられました。JBCレディスクラシックの連覇に向けてスタッフ一丸で頑張りたいと思います。」

2着プリンセスペスカ(幸英明騎手)
「レースは理想どおりの流れで最後も伸びていますが、勝った馬が上でした。それでもこのメンバーで2着に入れたのは大きいです。次に繋がると思います。」

4着エーシンクールディ(岡部誠騎手)
「馬が落ち着いてきて、レースはしやすかったです。1800メートルの距離は少し長い感じですが、力は出し切れたと思います。」

6着クラーベセクレタ(戸崎騎手)
「スタートで躓いてしまい、位置取りが悪くなってしまいました。プラス15キロの体重が影響した感じはありませんでした。」

(取材:大関隼)

・門別競馬場(天候:晴 馬場:良)で行われた第7回道営スプリント(第11競走・3歳以上オープン・地方全国交流・1着賞金300万円・ダート1200m)はステイドリームが出走取消となって12頭が出走した。スタートではクイックスターが出たもののダッシュをきかせた1番人気のシャイニングアワーが先手を取って逃げ、直線では後続を突き放して快勝した。勝ちタイムは1分12秒1。勝利騎手は北海道の桑村真明。追い込んだ3番人気のプリティゴールドが4馬身差の2着となり、3着はクビ差で2番人気のリバーキンタロー。
 シャイニングアワーは、父ワイルドラッシュ、母グルカッシュ(母父Machiavellian)という血統。北海道の角川秀樹厩舎所属の牡7歳栗毛馬。今回が重賞初制覇となり、通算成績は23戦5勝(中央競馬では19戦4勝)となった。


●●大井の太田進調教師が引退●●
・大井競馬場所属の太田進調教師は、調教師生活に幕を閉じ、9月30日付で引退した。プロフィール等は以下の通り。

●太田進(おおた すすむ)調教師 
・生年月日:昭和17年2月18日(70歳)
・調教師免許取得:昭和49年6月1日
・調教師生涯通算成:6809戦847勝(重賞は10勝)

(特別区競馬組合発表のリリースによる)


●●JRA交流競走の勝ち馬●●
<2日(火)>
●大井(天候:曇 馬場:稍重)
★アーバンステージ神無月賞(第9競走・3歳以上・ダート1200m・13頭立て)
 コウヨウタレイア・牝3歳・大井:嶋田幸晴厩舎・父エイシンサンディ
<3日(水)>
●園田(天候:晴 馬場:稍重)
★夢前川特別(第10競走・3歳以上・ダート1400m・12頭立て)
 リバースターリング・牡4歳・JRA栗東:作田誠二厩舎・父スターリングローズ

(担当:小林雅巳)