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JBCスプリントの前哨戦となる統一ダートグレード競走(Jpn2)第46回東京盃(1着賞金3500万円、ダート1200、16頭)は、笠松から遠征の6番人気ラブミーチャン(柳江仁厩舎、濱口楠彦騎乗)が2番手から抜け出て快勝。
 レースは好スタートのラブミーチャンを内からジーエスライカーが交わして出てマイペースの競走。2番手をギオンゴールドとラブミーチャンが併走し、その後ろに2番人気タイセイレジェンド、さらに1番人気セイクリムズンなどが集団を形成。スタートで遅れた3番人気テイクアベットは4番人気セレスハントなどと共に中団より後ろの追走となった。
 4コーナーを手ごたえ十分で回ったラブミーチャンが残り200でジーエスライカーを交して後続を突き放し、外から追い上げたタイセイレジェンド(2着)、内から差を詰めたセイクリムズン(3着)の追い上げを完封した。逃げた地元のジーエスライカーが4着に粘った。セレスハントは5着。テイクアベットは6着。

 勝ったラブミーチャンは父サウスヴィグラス、母ダッシングハニー(その父アサティス)という血統の牝5歳馬。北海道新ひだか町のグランド牧場の生産馬。通算成績は26戦13勝。ダートグレード競走は2歳時に兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)、全日本2歳優駿(Jpn1)を連勝して以来久々の勝利だった。

◎レース後の関係者のコメント
1着 ラブミーチャン
(濱口楠彦騎手)
 なかなか勝てなかった時期があったので、今日はとても嬉しいです。レースは事前に思い描いたとおりではなかったですが、それなりの位置取りができたので良かったですね。今日はいつになく4コーナーを回るときに手ごたえが良かったので、これはひょっとしたら勝っちゃうぞ、とう感じだったんですが実際に勝てて良かったです。ゴール前まで脚色はしっかりしていました。次はJBCになりますが、もう少し頑張れると思うので、皆さん、応援をよろしくお願いします。

(柳江仁調教師)
 ダートグレード競走で勝つことを目標にしていましたし、馬が進化したスタイルを見せてくれたように思います。たくさんのバックアップに応えることができて嬉しいですね。円熟味が出てきたようで、ここを勝ったことでまた勝ちたい、という思いが強くなりました。次(JBCスプリント)もしっかり走ってくれるように、体調を整えてあげたいと思います。

(小林祥晃オーナー)
 交流重賞を勝つのは3年ぶりですし、嬉しいですね。これで胸を張ってJBCスプリントへ行けます。2歳でGI(JpnI)を勝って、5歳になってまたこんな大きな花を咲かせてくれて、大した馬です。ラブミーチャンは僕が出会った天使みたいな馬。いつも精一杯走ってくれます。ぜひ次も、応援してあげてください。

2着 タイセイレジェンド(内田博幸騎手)
 勝った馬は強かったですね。ちょっと1200mは忙しいかも知れません。でも、よく頑張ってくれました。

3着 セイクリムズン(岩田康誠騎手)
 最後は2着の馬に迫っていますし、頑張ってくれたと思います。ここを叩いて次はもっと良くなるでしょう。

4着 ジーエスライカー(坂井英光騎手)
 競られず、いい感じでした。この馬も止まっているわけではなく、最後まで伸びていたのですが、勝った馬が強かったですね。

6着 テイクアベット(幸英明騎手)
 行くなら最高の枠だと思っていたのですが、1歩目で上滑りしてしまいました。それが全てです。

(取材:大関隼)


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