２２日（日）に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュに出走を予定しているビウイッチアスについて武藤善則調教師のコメントは以下の通り。

「前走（バーデンバーデンＣ）は、初めての古馬との対戦でした。斤量が軽いということもありましたが、着差以上の完勝でした。外枠で壁が作れないと思い、馬に逆らわないように吉田豊騎手に指示しましたが、直線で抜け出してソラを使いフワフワしながらも完勝だったので、次に繋がるいいレースだったと思います。その後、厩舎で緩めず調教して、今度は重賞でメンバーも強くなるので、ビシビシやってきました。牝馬ながら飼い食いがよいので、そのぶん調教では攻められるのがいいです。
　今朝の調教は坂路で調教助手が乗って単走でした。４９秒５－３５秒９－１２秒５という時計を出しましたが、４９秒台はこの馬にとっては楽で、上手く調整できたと思います。春先と比べて、トモの肉付きなど変わってきて、そのぶん、最後の踏ん張りが利くのではないかと思います。
　直線コースは初めてですが、いつも調教している坂路コースも実質的には直線なので問題ないと思っています。持ち味は差し脚なので、先行する馬を射程圏に入れつつ、最後の１ハロンで決着をつけたいと思っています。ポンポンといって、秋の大きなレースに繋げたいと思っています。今はレースが本当に楽しみです。」

（取材：小林雅巳）

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