7月16日(月・祝)「マーキュリーC(盛岡)はシビルウォー」他 [全国競馬情報]
2012/07/17(火) 18:07


●●マーキュリーカップ(盛岡・JpnIII)、シビルウォーがレコードで快勝●●

 16日(月・祝)に不良馬場の盛岡競馬場で行われた第16回マーキュリーカップ(JpnIII・2000m・1着賞金2300万円・14頭)は、中団待機から仕掛けて4コーナーで先頭に立ったシビルウォー(岩田康誠騎乗)が、直線も後続を突き放す快勝で1番人気に応えた。勝ちタイムは2分2秒1で、2004年のダービーグランプリでパーソナルラッシュがマークした従来のレコードを0秒7更新している。
 4馬身差の2着が2番人気のグランドシチー、さらに8馬身離れた3着に4番人気フリソ、4着にスエズが入り、上位4着までをJRA勢が占めた。地元岩手勢はトーホクキングの5着が最高。

 勝ったシビルウォーは父ウォーエンブレム、母チケットトゥダンス(その父サドラーズウェルズ)という血統の7歳牡馬で、JRA美浦・戸田博文調教師の管理馬。通算成績は37戦9勝(うちJRA27戦6勝)、重賞は昨年のブリーダーズゴールドカップ、白山大賞典に続いて3勝目。


●●ジョッキーズチームマッチ、地元岩手チームが優勝●●

 マーキュリーカップ当日の盛岡競馬場で行われた「Team JRA(JRA所属騎手)」「Team JAPAN(岩手以外の地方所属騎手)」「Team IWATE(岩手競馬所属騎手)」によるチーム制の騎手対抗戦=「ジョッキーズチームマッチ」は、地元の「Team IWATE」が総合優勝を果たした。

 1戦目の「絆」は、Team JAPANの戸部尚実騎手(愛知)が乗る3番人気のアドマイヤサムライが勝ったが、2着に岩手の村上忍騎手が乗るマルヨサイレンス、3着にも岩手の山本政聡騎手が乗るパークセラピイが入ってTeam IWATEが幸先の良いスタートを切った。

 2戦目の「輝」では、赤岡修次騎手(高知、Team JAPAN)の乗るグラスシューターが断然人気だったが、レースは12頭中12番人気で岩手の齋藤雄一騎手が乗っていた12歳馬ヤマニンエグザルトが内から差し切って勝利。2着も岩手の村上忍騎手が乗った9番人気ライジングヤマトで岩手のジョッキーが1,2着を独占して優勝を決定付けた。

 結果、2戦で合計81ポイントを挙げたTeam IWATEが総合優勝を果たし、65ポイントのTeam JAPANが2位、36ポイントのTeam JRAが3位となった。個人優勝は2戦とも2着に入って30ポイントを獲得したTeam IWATEのキャプテン村上忍騎手だった。


●●戸崎圭太騎手、落馬負傷でジョッキーズチームマッチに参戦できず●●

 16日の岩手で「ジョッキーズチームマッチ」のTeam JAPANの一員として騎乗予定だった戸崎圭太騎手(大井)は、14日(金)の大井6レースで落馬負傷し、出場が不可能となった。このため、Team JAPANには急遽坂井英光騎手が戸崎騎手にかわって出場した。

(岩手競馬ウェブサイトなどによる)


●●モナクカバキチ(福山)、地方競馬平地新記録の55勝目!●●

 単独の歴代地方競馬平地最多勝記録まで、あと1勝と迫っていた福山のモナクカバキチ(アラブ系牡13歳・荻田恭正厩舎)が、14日(土)福山第1レースで1着となり、地方競馬平地最多勝記録(※)となる通算55勝(215戦目)を達成した。

 モナクカバキチは2001年10月に福山競馬でデビュー。その後、次々と勝ち星を重ね、愛知や荒尾などにも活躍の場を移しながら、数少ないアラブ系競走馬として、13歳となった今も息の長い競走生活を続けている。同世代にはタニノギムレットやシンボリクリスエスなどがいる。

 なお、過去の歴代最多勝記録(平地)は、2008年12月に引退した高知のエスケープハッチがマークした54勝。モナクカバキチは、昨年7月24日にこの記録に並んでいたが、そこからほぼ1年後に待望の55勝目を挙げた。

※NARが設立され、馬の登録の統一化が図られた1962年以降。これ以前では、アラブ系のダイニホウシュウが国営競馬で44勝、地方で6勝の合計50勝、アラブ系牡馬のフクパークが地方で52勝、中央で10勝の計62勝を挙げた記録が残っている。

~騎乗した岡崎準騎手のコメント~
「いいスタートが切れました。馬場が軽いのでどうかと思っていましたが、4コーナーをきっても手応えよかったし、よく頑張ってくれました。このレースに騎乗できて嬉しいです」

(NAR、福山競馬リリースなどを参考にした)


●●現役最高齢の山中利夫騎手(金沢)、騎手生活に別れ●●

 日本の現役ジョッキーで最高齢の山中利夫騎手(金沢)が、15日(日)の金沢第1レース(ブライアンズメテオ・10着)を最後に、63歳にして騎手生活に別れを告げた。引退セレモニーで山中騎手は「30数年、金沢競馬で騎手生活を送ることができました。金沢競馬場のファンの皆様、長い間、ありがとうございました」とのコメントを残している。

 山中騎手は1949年7月11日生まれの63歳。1967年4月、18歳の時に春木競馬でデビューした後、大井、名古屋、紀三井寺を経て金沢へ移籍した。今年の5月6日には、62歳9か月という国内最年長での勝利記録も樹立している。ちなみに、この引退によって、日本の現役最高齢騎手は川崎の森下博騎手(1955年生まれ、57歳)となった。

(金沢競馬のリリースなどを参考にした)


●●各地の重賞レース結果(13日~16日)●●

★クイーンカップ(13日・笠松)~スズカウインダー接戦を制す

 13日(金)に笠松競馬場で行われた3歳牝馬の重賞=第36回クイーンカップ(1600m・1着賞金180万円)は、1番人気のマーメイドジャンプと、2番人気のスズカウインダーが一騎打ちを展開。アタマ差でスズカウインダー(戸部尚実騎乗)が勝ち、マーメイドジャンプが2着、そこから6馬身離れた3着が3番人気のオリオンローザだった。
 勝ったスズカウインダーは父スズカマンボ、母サンウインダー(その父アフリート)という血統で、川西毅調教師の管理馬。通算成績は19戦6勝(うちJRA3戦0勝)で重賞は2勝目。


★北斗賞(15日・ばんえい)~キタノタイショウ競り勝つ

 15日(日)のばんえい帯広競馬場で行われた第30回北斗盃(1着賞金50万円・9頭)は、5番人気のキタノタイショウ(大河原和雄騎乗)が大接戦を制して昨年の銀河賞以来の重賞制覇を飾った。僅か0.2秒差で1番人気のカネサブラックが2着、3着にはホクショウダイヤが入った。
 勝ったキタノタイショウは父が半血ダイヤキンショウ、母が半血優奈(その父半血タカラフジ)という血統の6歳牡馬で、服部義幸厩舎の所属馬。節目の100戦目が嬉しい重賞制覇となった(通算31勝目)。


★オパールカップ(15日・盛岡)~コスモワイルドが重賞初制覇

 15日(日)の盛岡競馬場で行われた3歳重賞=第13回オパールカップ(アドマイヤオーラ賞、1700m・1着賞金300万円)は、4番人気のコスモワイルド(山本政聡騎乗)が4番手追走からゴール前で先に抜けたロッソコルサを捉えて勝った(タイム1分46秒3)。半馬身差で1番人気だったロッソコルサが2着、3着には5番人気だった大井のハテンコウが入っている。
 勝ったコスモワイルドは父ワイルドラッシュ、母スイートテンダイヤ(その父バンブーアトラス)という血統で、川崎・河津裕昭調教師の管理馬。通算成績は18戦3勝で重賞は初制覇。


★吉野ヶ里記念(15日・佐賀)~アドマイヤダンクが勝利

 15日(日)の佐賀競馬場で行われた重賞=第14回吉野ヶ里記念(1400m・1着賞金180万円・11頭)は、3番人気のアドマイヤダンク(山口勲騎乗)が4コーナー3番手から直線で逃げたサマーリガードをかわすと、そのまま後続を抑えて勝った(タイム1分28秒4)。1馬身半差の2着が9番人気のカミノチカラ、3着には2番人気のメイホウホップが追い込み、1番人気のリネンハイブリットは9着だった。
 勝ったアドマイヤダンクは父フレンチデピュティ、母ロイヤルカード(その父サンデーサイレンス)という血統の8歳牡馬で、九日俊光調教師の管理馬。通算成績は26戦8勝(うちJRA17戦5勝)で、重賞は初制覇。