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24日(日)に阪神競馬場で行われる第53回宝塚記念(GI・芝2200m)に出走するフェデラリスト(牡5、美浦・田中剛厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●フェデラリストについて田中剛調教師
「(最終追い切りでは)凄い時計が出たので、ビックリしています。先週が少し控えめの調教になったので、今週は芝コースで、(5ハロンで)66~67秒くらいが出ればいいかなと思っていましたが、実際は60秒を切ってしまうくらいでしたからね。

 (去年の秋から良い形で来ていますが)この馬の成長過程に、GIII、GIIというレースがあったような気がします。先月の24日に放牧から帰って来たのですが、最近は馬が力を入れる時間帯と、入れなくていい時間帯の区別を自分で出来るようになっている感じですね。

 阪神は経験していますし、直前輸送も経験していますから、心配はしていません。先週と今週の追い切りが逆になったというだけで、あとは疲れを取ってあげて、いいコンディションで向かって行ってくれればと思っています。

 週末はちょっと台風が気になりますね。レースは生き物ですし、思った通りにはならないものですから、あとはもうジョッキーに任せるだけでしょう。関東から挑む立場として、ぜひ頑張りたいと思います」


●フェデラリストについて蛯名正義騎手
「先週は追い切りが軽くて、ちょっとどうかなというところも見受けられたので。馬場が時計のかかる状態だったということもありますが遅かったですからね。今週はGIに向けてある程度やっておかないと、という所もあったのですが、速かったですね。

 そんなに速いという気は(乗っていて)しなかったのですが、タイムを見たら速かった、という感じですね。最後の1ハロンだけ気合いをつけた程度でしたが。

 元々、最初に乗せて頂いたときからいい馬だな、と思っていましたし、一戦一戦競馬を覚えて行ってくれました。キャリアもまだ浅いですから、レースをするたびにレースを覚えてくれて、どこで力を入れてどこで力を抜くか、その辺りの要領もだんだん良くなってきて、リズムも良くなってきたので、相手が強くなっても結果を出してくれた、というところですね。乗りやすいところがこの馬の一番の強みだと思います。

 (阪神の2200mに関しては)操縦が利く馬なので、流れを見ながら臨機応変に動ければと思います。今回はGIでメンバーも相当強いですが、このメンバーの中でどれだけやってくれるか、まだまだ底を見せていませんし、どんな競馬をしてくれるかと思っています。

 レースはなかなか思い通りにはならないですし、この馬の力を出すことだけを考えて競馬出来ればと思います。何とかいい競馬が出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

(取材:大関隼)


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