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京都11Rの第145回天皇賞・春(GI、4歳上、芝3200m)は14番人気ビートブラック(石橋脩騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分13秒8(良)。4馬身差2着に3番人気トーセンジョーダン、さらに2馬身差で3着に2番人気ウインバリアシオンが入った。

ビートブラックは栗東・中村均厩舎の5歳牡馬で、父ミスキャスト、母アラームコール(母の父ブライアンズタイム)。通算成績は28戦6勝となった。

~レース後のコメント~
1着 ビートブラック(中村均調教師)
「内枠が欲しかったので、ほぼ希望通りの枠。前に行って、少しペースが速いかなとも思いましたが、石橋脩騎手の判断が正しかったようですね(笑)。ゴールまで50mとなるところまで勝ったとは思いませんでした。とにかくGIに出すならキッチリと仕上げていこうということで、水曜日もいい追い切りは出来ました。私の父も東京の3200mの天皇賞を勝っていますからね(※父親の中村覚之助元調教師は1972年秋の天皇賞をヤマニンウエーブで勝利)。そういう意味でも嬉しい勝利です」

2着 トーセンジョーダン(池江泰寿調教師)
「右前脚を落鉄していたようで、こういう硬い馬場では痛かったですね。ただ、距離もこなしてくれましたし、力があるところは見せてくれたと思います」

3着 ウインバリアシオン(武豊騎手)
「動くに動けない展開になってしまいました。先に動く訳には行かないですし、後ろにも(オルフェーヴルが)いますし…。もう1列前のポジションを取れればとも考えていたのですが、最初、他の馬に挟まれる形になって位置取りが悪くなってしまいました。ラストは伸びているだけに残念です」

4着 ジャガーメイル(四位騎手)
「最後にバテた馬を気にして頭を上げていました。ベテランですから主張も強くなっている面がありますから仕方のないところはありますが…。ただ、競馬自体は完璧に運べました」

7着 ゴールデンハインド(荻野騎手)
「ビートブラックにマークされる形になってしまいましたね。まさかあれだけついて来られるとは…。気分良く1頭で逃げていればまた違ったと思うのですが…」

11着同着 ヒルノダムール(藤田騎手)
「3、4着の馬が周りにいましたし、それを考えるとちょっと伸びなさすぎです」

11着同着 オルフェーヴル(池添騎手)
「返し馬は前回よりブレーキが利いていて、落ち着いていい感じでした。ただ、いつもよりフットワークが硬かったのですが、そこまで気にするほどではないと思っていました。ダートで時計を出したりしたことが硬さに繋がったように思います。スタートは出ましたが、折り合いに気をつけようと馬の後ろに入れました。馬の後ろではしっかり我慢していたし、折り合いはいい感じでした。最初のコーナーで、前が離れていたので嫌な展開とは思いました。2周目向正面の坂の上りで動かして行ったのですが、いつもの反応がなくて、坂の下りを利用して加速させようと思ったのですが、いつもの伸びはありませんでした。直線で4、5回、脚を取られていました。馬場が硬くて、芝丈の長い、今の京都の馬場も合わないようです。今日は何とかしたかったのですが、残念です」

(池江泰寿調教師)
「まだ敗因はハッキリしていません。池添騎手が言うには、下を気にしていたということです。何か脚を取られていたようで、故障などなければいいのですが…。レースを終えて上がって来た様子では問題ありませんでした。あと、返し馬から折り合いがつきすぎていたようです。普段見られるはずの弾むようなフットワークが見られませんでした。現時点で凱旋門賞の登録は未定、オーナーサイドと相談してからになりそうです。宝塚記念を使うことも選択肢の一つではありますが、これについても未定です」


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