中野雷太アナ「2011年、反町夫妻にやられました」 [実況アナ!]
2011/12/22(木) 21:54


 今夜、長男の通う保育園のクリスマス会に参加してきた。昨年に続き2度目、その昨年は始まる前からステージ脇で大泣き。幕が開いてもひたすら泣きわめき、何もできずに終わってしまったが、一年の時を経て3歳となり、そしてあの時の経験が生きたのか、2度目の今年は、実に堂々たるステージを披露した。まるでセンター・マエアツさんのように?りす組さんの仲間達をリードするかの振付で、余裕のパフォーマンスを見せてくれた。「こんな程度じゃ物足りない、上の子達と一緒にやりたい」それくらいの勢いでもあり、この一年で、この子がどれだけ成長したかということを、普段とは違う形で認識させてもらった、貴重な夜だった。

 一方、次男はもう8ヶ月となり、すっかり“ずりばい”はお手の物、声を発し、自己主張をしながら、王様顔で我が家に君臨している。そんな彼はお兄ちゃんにも容赦無い。大切なおもちゃをとるなど、お兄ちゃんの嫌がることをして、すぐお兄ちゃんを泣かしてしまう。それでケラケラ笑いながら、さらにお兄ちゃんを叩いたりするから、本当にたちが悪い。3つ違いの兄弟、これから先、どんな兄弟喧嘩が繰り広げられるのか、興味深いが、勘弁してもらいたい気も今からしている。

 さて、今年はそんな下の子が生まれたこともあり、これまでのどの年以上に、テレビドラマを見続けた気がする。なぜドラマか?まず何より、お金をかけずに楽しむことができ、そしてリアルタイムで見られ無くとも、録画しておけば、下の子の子守りついでにいつでも見られることが大きい。毎日、何かしらのドラマがやっていることから、ネタには絶対困らない。そして午後の再放送まで含めれば、その量はとにかく膨大。てな理由から、今年はひたすらドラマを見た。そんなことで、今回はドラマの話を。

 昨夜放送された「家政婦のミタ」最終回が、なんと視聴率40%で、今世紀最大のヒット、歴代でも3位タイと、とてつもない数字を叩き出した。とにかく話題を独占した「家政婦のミタ」、もちろん我が家も欠かさず見ていた。毎回、次はどうなるのか?が気になってしかたが無かったこのドラマ。震災後の、今の日本にピッタリな中身。そして同じ父親として「どうなのよ?」と思えてならない、情けない(かった)一家の主、それぞれ苦しみながらも頑張る4人の子供たち、曲の雰囲気と歌詞がドンピシャだった主題歌含め、全てがかみ合った、素晴らしい作品だったと思うが、やはりミタさんを、あの松嶋さんが演じたことが大きかったのだろう。あの松嶋さんが「それは業務命令ですか」「承知しました」「お暇をいただきます」と無表情で演じ続ける姿はとにかく新鮮、多くの家庭で「ミタさんごっこ」が流行ったのはまず間違い無いと思う。我が家も(僕が勝手に)トライしたが、いつも妻に「お暇を…」と言われ即終了だったのは悲しい限りだが。

 また、ドラマの大ヒットに合わせ、ミタさんの衣装やカバンが、バカ売れしているという話も聞いた。確かに、あのドクターズバックは魅力的であり、自分としても、使ってみたい気がする。あれなら、双眼鏡やA4サイズが多い競馬の資料を入れるにもピッタリだろう。値段は65000円、日々使う、使い続けるカバンなら、これくらい払ってもと考える人も多いのではないだろうか。だが、何より僕が興味を持ったのはミタさんのエプロン、あれは渋い、渋すぎる。7500円で売っているとの情報を掴んだので、妻にプレゼントと思ったが、「いらん」と、アッサリ却下されてしまったのは悲しい限り。その他、ダウンは86000円で、何とか言うブランドの今季限定カラーだということ。あれもプレゼントしたい気持ちはあるのだが、ちょっとお値段が……ね。

 と、「家政婦のミタ」一人勝ちなことばかりがクローズアップされている今クール(10~12月期)のドラマだが、年間を通じてみると、実はそうでも無い。どのドラマも、結構凄いのである。今年放送されたドラマを平均視聴率で見ると、「家政婦のミタ」が25%で断トツ1位であり、2位は4~6月期に放送された21%の「JIN」。そして何と、その後3位~6位までが、今クールに放送されたものばかりなのだ。色々言われた「南極大陸」が18%で3位、以下「私が恋愛できない理由」「謎解きはディナーの後で」「妖怪人間ベム」が15%台後半で続く。現在6位の「妖怪人間ベム」が、あれだけ話題となった「マルモのおきて」(現在7位)と、ほぼ同水準なのである。「マルモ」だって、最後は「JIN」を食うかと言われたくらいのヒット作だったにもかかわらずだ。今クールのドラマ達は、本当にどれも凄い。

 だが、純粋に今年のドラマを見続けた者として、そんなに今クールのドラマの中身が、他のクールのドラマと比べて良かったかと言われると、やや首を傾げたくなってしまうのが本音である。他のクールにも、面白いドラマは沢山あった。何がこれまでと、そんなに違ったのか?正直、理由がよくわからない。何か、別な理由があるのではないだろうか?と考えてみた。

 ドラマの視聴率が高い→その時間、家にいる人が多い→外で飲食をあまりしていない→すなわち、「日本が不景気だ」ということなのだろうか?今年の日本の景気は、震災の影響で、4~6月期は悪化するも、かつて(震災後の当時)は、生産回復、復興需要などで7~9月期以降確実に上向くと言われていた。だがふたを開けてみれば、円高やヨーロッパ問題の影響もあり、結果全くそんなことは無かった。それがダイレクトに、ドラマの視聴率にも現れたと考えられ無くはないか?そんなことを、ドラマの視聴率ランキングを眺めていて、ふと思った。全体的なドラマの視聴率って、景気のバロメーターになるのかもしれない、と。

 そんなことはさておき、話をドラマネタに戻そう。個人的な感想を言えば、今年のドラマ、「家政婦のミタ」はもちろん良かったが、4~6月期、火曜22時台に放送された「グッドライフ」も良かった。個人的なワンツーは、この2作品となる。「グッドライフ」は、家庭を全くかえりみなかった仕事人間が、妻に出て行かれ、息子と突然2人暮らしをする(せざるをえない)ことになり、息子(白血病だったことが判明)と一緒に、親子向き合って生活することで、どんどん人間として変わっていく姿を描いた感動的な話だった。こちらは「ミタ」と違い、視聴率は8%台と低かったが、妻と一緒に毎回ボロボロ泣かされた。JUJUさんの主題歌「また明日」を聞くたびに、自然と涙がこぼれた。その主演は反町さん、そう、今年の中野家は、「反町(松嶋)夫妻」に見事にやられた1年だった。

 来年も、早速年明けから、面白そうなドラマが続々オンエアされる。どんな名作に出会えるのか?万年不景気な私は、それをささやかな楽しみに、来年も頑張りたいと思う。