12月15日(木)「全日本2歳優駿(川崎)はオーブルチェフ」他 [全国競馬情報]
2011/12/15(木) 18:58


●●全日本2歳優駿(川崎)はオーブルチェフ、圧倒的人気に応える●●

14日(水)、重馬場の川崎競馬場で行われた2歳馬によるダートグレード競走=第62回全日本2歳優駿(JpnI・1600m・1着賞金3500万円・12頭)は、圧倒的人気に推されたオーブルチェフ(JRA美浦・萩原清厩舎、中舘英二騎乗)が人気に応えた。

 レースは南関東から唯一出走の地元ヘヴンズパワーが逃げ、2番人気のメジャーアスリートがそれを追い、3番人気のヴェアリアスムーンが続く形。スタートでつまずいたオーブルチェフは序盤は後方からのレースとなった。
 向こう正面でメジャーアスリートが先頭に並びかけると後方にいたオーブルチェフが一気に追い上げ3番手に進出。直線では粘るメジャーアスリートをゴール前でオーブルチェフがねじ伏せる形で交わして優勝。3着争いは際どくなったが、3番人気のヴェアリアスムーンが北海道から遠征のゴールドメダルをハナ差抑えた。

 勝ったオーブルチェフは父マリブムーン、母チャッターチャッター(その父ロストソルジャー)という血統の牡馬。通算成績は5戦4勝、ダートでは4戦4勝となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 オーブルチェフ
(中舘英二騎手)
「今日は(スタートでつまずき)落っこちてしまうかと思って、(ファンから悲鳴が上がりましたが)僕が悲鳴を上げたかったぐらいビックリしました。でも馬は落ち着いていましたね。つまずいてしまった場合のことも一応考えていて、向こう正面で上がっていければと思ってはいたんですが、今日は馬に助けてもらいました。ここまで酷いとは思ってもいなかったので、人間がパニクってたのを馬が『落ち着いて乗れば大丈夫』と導いてくれた感じです。普通にやってれば今日も皆さんの期待に応えられるぐらい離して勝てたんですけど、ちょっと僕が無様な競馬をしてしまったんで、これぐらい(4分の3馬身)しか離せなかったのが残念です。この馬は本当にスタートも上手で折り合いも付いて本当に乗り易い馬なのに、今日は残念でした。まだまだしばらく負けられないんで、まだ応援してください」

(萩原清調教師)
「人気に応えられて良かったです。スタートで躓いてしまいましたが、その後向正面から追い上げて行って勝てたのは、やはり能力の高さでしょう。今後はスタートと、終いの切れをさらに伸ばしてあげられれば良いですね。このあとはオーナーと相談になりますが、UAEダービーへ直行することを考えています」

3着 ヴェアリアスムーン(岩田康誠騎手)
「いい位置を取って、いい競馬が出来ました。距離も克服しましたし、まだまだこれから良くなって来ると思います」

4着 ゴールドメダル(服部茂史騎手)
「道中いい位置で運べて、仕掛けも理想通りでした。ゲートの出も良くなっていますし、距離もこなせると思います」

(取材:大関隼)


●●日本プロスポーツ大賞、地方競馬から2人の騎手が選出される●●

 財団法人日本プロスポーツ協会が実施する第44回日本プロスポーツ大賞の功労賞および新人賞に、地方競馬から金沢の山中利夫騎手(功労賞)、ばんえいの島津新騎手(新人賞)がそれぞれ選出された。

 日本プロスポーツ大賞は、日本のプロスポーツ界の健全な発展ならびに振興に寄与することを目的として、1968年から毎年開催されているもので、スポーツ各界の成績優秀者だけが選ばれる名誉あるものとして知られている。なお、日本プロスポーツ大賞の「大賞」を含む全受賞者は、日本プロスポーツ協会から後日発表される。

 功労賞を受賞した山中利夫(やまなか・としお)騎手は、今年62歳となる大ベテラン。1967年に大阪の春木競馬でデビューし、その後は和歌山の紀三井寺競馬などを経て、現在は金沢競馬場で騎乗している。44年を超える騎手生活で2800を超える勝利と数々の重賞制覇を飾り、今年6月には、地方競馬の歴代最高齢騎乗記録も更新した。

 新人賞を受賞した島津新(しまづ・あらた)騎手は21歳。今年1月8日のデビュー戦をいきなりの勝利で飾ると、新人騎手離れした驚異的なペースで勝ち鞍を積み重ねた。12月12日の時点で85勝。10月には重賞クインカップも制し、ばんえい競馬の未来を担うスーパールーキーとして注目されている。

(NARウェブサイトなどによる)


●●ヤングチャンピオン(金沢)はジュウワンブライト、人気に応えて4連勝●●

 13日(火)に重馬場の金沢競馬場で行われた2歳重賞=テレビ金沢杯第14回ヤングチャンピオン(1700m・1着賞金180万円・9頭)は、2番手を追走した1番人気のジュウワンブライト(吉原寛人騎乗)が、逃げた2番人気のマツノリバイバルを直線でかわすと、最後は3馬身差をつける快勝で連勝を4に伸ばした(タイム1分51秒2)。3着には1馬身差で4番人気のミサワゲーリーが入っている。

 勝ったジュウワンブライトは父キングヘイロー、母キョウワラプソディ(その父ダンスインザダーク)という血統の牝馬で、宗綱泰彦調教師の管理馬。通算成績は8戦5勝、重賞はプリンセスカップに続く2勝目。


●●NARの2011年度第3回調教師・騎手免許試験、騎手1名が合格●●

 地方競馬全国協会は15日、平成23年度の第3回調教師・騎手免許試験の合格者を発表した。今回の新規合格者は騎手1名で、ばんえい所属の舘澤直央(たてさわなおひさ)現厩務員。来年1月1日付の免許となる。

(NARリリースによる)


●●主な2歳戦の結果(13~15日)●●

<川崎>
★13日(火)に行われたJRA指定競走のサウンドホース賞(1600m・14頭)では、単勝1.2倍の圧倒的支持を集めたハートツービート(田島寿一厩舎、坂井英光騎乗)が好位から抜け出して後続に2馬身差をつけて勝ち、デビューから無傷の3連勝を飾った。父マイネルラヴ、母タイキブーケ(その父ジェイドロバリー)という血統の牡馬。

<笠松>
★14日(火)に行われたJRA認定未勝利戦のリバイバル(1400m・10頭)は、2番人気のビゼーヒル(後藤保厩舎、東川公則騎乗)がアタマ差の接戦を制して6戦目で初勝利を挙げた。父スパイキュール、母レオリズム(その父タイキブリザード)という血統の牡馬。

<園田>
★13日(火)にJRA認定未勝利戦のセカンドトライ(1400m)が2鞍組まれ、第4レース(12頭)ではこれがデビュー戦だった2番人気のエクサイティング(田中範雄厩舎、木村健騎乗)が勝った。父ケイムホーム、母ハローアゲイン(その父アグネスタキオン)という血統の牡馬。

★第5レース(12頭)では、1番人気のハートランドスノー(岡田利一厩舎、田中学騎乗)が5戦目で認定戦初勝利を挙げた。父スペシャルウィーク、母ベルベットスマイル(その父ディキシーランドバンド)という血統の牝馬で通算5戦2勝。


●●マルカセンリョウ、名古屋グランプリ当日に名古屋競馬場に登場●●

 ラムタラ産駒の良血馬としてJRAから名古屋に転入し、2003年の名古屋大賞典や2004年のかきつばた記念など重賞8勝を挙げたマルカセンリョウが、23日(祝・金)に名古屋競馬場に姿を見せることになった。
 マルカセンリョウは2006年に現役を引退し、現在、岐阜県各務原市のホースファーム・カトーで功労馬として過ごしているが、23日(祝・金)に行われる名古屋グランプリ(JpnII)当日、誘導馬として名古屋競馬場に登場する。

(NARウェブサイトによる)