●●クイーン賞(船橋)はクラーベセクレタ完勝●●
7日(水)、船橋競馬場(晴・不良)で行われた第57回クイーン賞(JpnIII・1800m・14頭)は、単勝1.5倍と断然の支持を集めた地元船橋のクラーベセクレタ(戸崎圭太騎手)が1分53秒2で差し切り勝ち、初の交流重賞勝利をあげた。半馬身差の2着に直線入り口で先頭に立ったプレシャスジェムズ、さらに2馬身遅れた3着カラフルデイズ、4着パールシャドウだった。
勝ったクラーベセクレタは父ワイルドラッシュ母シークレットルーム(その父タイキシャトル)の牝3歳鹿毛馬、船橋・川島正行厩舎の管理馬。通算成績15戦10勝、重賞9勝目、交流重賞初制覇。
<レース後の関係者のコメント>
1着 クラーベセクレタ(戸崎圭太騎手)
「この馬の力を信じて乗りました。人気に応えられて嬉しいです。センスがあって指示にすぐ反応できる馬ですし、今回はスローな流れになりましたが、速くなってもしっかり対応できると思います。今後JRAの馬が相手でも、頑張ってくれると思います」
2着 プレシャスジェムズ(吉田隼人騎手)
「3,4コーナーで先にクラーベセクレタの(戸崎騎手の)手が動いていましたし、この馬はいい手応えだったので、今日は行けると思っていました。いったん抜け出した時には振り切れると思ったのですが、最後は決め手の差が出たかも知れません。ただ、一度使ったことで次は変わってくると思います」
3着 カラフルデイズ(岩田康誠騎手)
「流れが遅すぎました。今日はそれに尽きます。ただ、こういう湿った馬場も問題ありませんでしたし、以前乗った時より馬が力をつけていました。これからもっと良くなってくると思います」
(取材:大関隼)
●●園田金杯はホクセツサンデーが4連勝で重賞3勝目●●
8日(木)、園田競馬場(曇・重馬場)で行われた第54回園田金杯(1870m・9頭)は、4コーナー手前で先頭に立ったホクセツサンデー(永島太郎騎手)がそのまま押し切り、4連勝、重賞2連勝を飾った。勝ち時計は2分01秒2、1馬身半差の2着にダイナミックグロウ、さらに1馬身差の3着タガノバロット。直線追い上げ、2番手から先頭をうかがったタガノサイクロンはゴール寸前で故障し失速、7着に終わった。
勝ったホクセツサンデーは父スパイキュール母グレースワン(その父タマモクロス)の牡3歳芦毛馬、兵庫・田中範雄厩舎の管理馬。通算成績17戦10勝、菊水賞、楠賞に続き重賞3勝目。
●●10日(土)からいよいよ復活、水沢競馬●●
東日本大震災と、その余震の影響により、施設に甚大な被害を受けた水沢競馬場だが、関係者の尽力と全国からの支援により、改修工事などの準備も整い、10日(土)から、今年度の水沢競馬がスタートする。
開催日は、今月10日(土)、11日(日)、12日(月)、17日(土)、18日(日)、19日(月)、25日(日)、26日(月)、30日(金)、31日(土)、そして1月2日(月)、3日(火)、8日(日)、9日(祝・月)の計14日。
この間、12月31日(土)には桐花賞、1月2日(月)は金杯、9日(祝・月)にはトウケイニセイ記念と、3つの重賞も行われる。
オープニングとなる10日(土)~12日(月)の3日間は、入場料も無料となる。
(NAR地方競馬全国協会のHP参照)
●●愛知の戸部尚美騎手、地方競馬通算2000勝達成●●
6日(火)の名古屋競馬6レースで、愛知の戸部尚美騎手(48歳)が地方競馬通算2000勝を達成した。1983年4月20日のデビューから14959戦目の達成となり、地方競馬では史上85人目、現役では39人目の快挙となった。
(NAR地方競馬全国協会のHP参照)