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今年もいろいろ驚いたことがありました。その中で特に印象に残っていることは2つあります。良いことでは、なでしこジャパンが世界一となった女子W杯決勝でのPK戦ですね。PK戦を前にして円陣を組んだ後に佐々木監督がニコニコしながら手を叩いていたシーンにはビックリしました。これまでなら男女問わず大舞台での緊迫した場面では、監督というのは「鬼のような形相」までいかなくても気合が入りまくっていた顔でいたと思います(無表情なのは中日の落合前監督でしたが)。ところが、あの笑顔。決して作り笑いではなく、普段から笑っているからこそ出来る表情だったと思います。そして熊谷選手が世界一を決めた瞬間は今年のハイライトシーンだと思います。

 一方、悪いことで驚いたのは、あの大手製紙会社の元会長さんです。以前競馬場である人が、「俺は何を買うかじゃないんだ。いくら買えるかなんだ」と言っていたことがありましたが、100億も突っ込むとは実に景気のいい話というか、ひさしぶりにスケールの大きな話を聞いた気がして驚きましたね。カジノで使う目的でグループ会社7社から借りた総額は106億8千万円ですよ。まぁ、ギネスブックには載らないとは思いますが、「個人がギャンブルに使った金額の日本レコード」であることは間違いないでしょうね。

 あの元会長さんは東京大学法学部卒業だということですが、学校の勉強はできても博才はなかったのでしょうね。しかし、数百万、数千万単位で勝負するってのはどんな感覚なんでしょう。私なんぞ競馬場で「ああ、今日は1万以上ヤラれちゃったよ~。来週の出張費がないよ」と嘆いているのですが、1日に1万円負けるとして1年50週で計算すると1万円×2(土日)×50週=100万円ですよね。1億は100万の100倍だから106億円負けるには、ええと、何年かかるのかというと‥‥バカな計算をしても仕方ありません。

 とにかく元会長さんと同じく博才のない私は来年もつつましく馬券を買っていくだけです。でも、WIN5の億馬券なんて贅沢を言わないから、一度でいいから3連単で100万馬券をとってみたいなぁ。


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