お知らせ:

競馬実況web

東京10Rの第31回ジャパンカップ(GI、3歳上、芝2400m)は2番人気ブエナビスタ(岩田康誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分24秒2(良)。クビ差2着に6番人気トーセンジョーダン、さらに1馬身3/4差で3着に14番人気ジャガーメイルが入った。

ブエナビスタは栗東・松田博資厩舎の5歳牝馬で、父スペシャルウィーク、母ビワハイジ(母の父Caerleon)。通算成績は22戦9勝となった。

~レース後のコメント~
1着 ブエナビスタ(岩田騎手)
「やっとブエナビスタの強い競馬を見せることが出来ました。最強馬であることを証明出来ました。スタッフが最高の仕上げをしてくれて、返し馬の動きも良く、走りがノビノビしていました。枠順も良かったので中団より前へつけることが出来ました。レースが激しくなりましたが、直線は負けん気を出してくれました。最後、抜け出せる脚はあるのでハナ差でも勝てればいいと思って追いました。外から音は聞こえなかったので、トーセンジョーダンを交わせばと思いました。前回、自分の判断ミスで申し訳ない気持ちでしたが、今日は素晴らしいレースを出来て良かったです。有馬記念でもまたいいパフォーマンスを見せてくれると思います」

2着 トーセンジョーダン(ウィリアムズ騎手)
「前走の天皇賞(秋)をDVDで何度も見ました。あの勝利は決してフロックではなく、実力だと思いました。だから自信を持って乗りました。ピンナ騎手が来日していて、彼と馬の癖や作戦について話し合いもしました。距離が延びることはいいとも思っていました。レース前は4、5番手くらいでと思っていましたが、ミッションアプルーヴドがハナを切ったのでスローになると思い2番手につけました。一旦先頭に立って“頑張ってくれ!”と声を出しながら追いましたが、今日のブエナビスタは強かったです。しかし、この馬も差し返していて、力を証明してくれました。有馬記念がまた楽しみです」

3着 ジャガーメイル(四位騎手)
「前走はこの馬に合わないレースでしたが、状態は一段といいと聞いていましたし、距離も延びて追走も楽でした。ロスのない競馬が出来ましたが、欲を言えば、並ぶところまで行きたかったですね」

4着 トレイルブレイザー(武豊騎手)
「枠順も良く、内をピッタリと回って行きました。乗りやすい馬で、理想的な競馬が出来て、よく頑張っています」

6着 デインドリーム(シュタルケ騎手)
「ゲートの出が少し遅く、その後すぐに他の馬にぶつけられて1、2馬身遅れました。凱旋門賞の時の姿を見せることは出来ませんでしたが、シャレータには先着しているので、まったく力を発揮しなかった訳ではなかったと思います」

(シールゲン調教師)
「スタートも良く、思い通りのレース展開となりましたが、馬場とペースが合わなかったのか、直線では思うように伸びてくれませんでした。馬の状態も良かっただけに残念です。日本の競馬は素晴らしいし、来年もまた挑戦したいと思います。今後、年内は休養に充てたいと思いますので、有馬記念は回避するつもりです」

7着 シャレータ(ドゥロワイエデュプレ調教師)
「最後の直線ではいい脚を使ってくれましたが、仕上がりが100パーセントではなかったのかもしれません」

9着 ローズキングダム(メンディザバル騎手)
「道中のポジションは良く、4コーナーまではいけると思いましたが、最後は何故か伸びなさ過ぎです。前走は速い流れで最後バタッと止まりましたが、今日はスローの流れでしたから、去年勝った時の出来になかったのかもしれません」

12着 サラリンクス(スミヨン騎手)
「スタートしてからいいポジションが取れませんでした。道中はブエナビスタについて行こうとしましたが、最後は離されてしまいました」

(J・ハモンド調教師)
「彼女は力を出し切ったと思います。言い訳することはありません」

13着 ヴィクトワールピサ(デムーロ騎手)
「道中はデインドリームについて行こうと思いましたが、ゴチャゴチャしたところもあり、この結果に少しガッカリしています。やはり、このレースの前に一度レースを使っていればまた違ったと思います。今日は100パーセントの状態ではありませんでした」

14着 ミッションアプルーヴド(エスピノーザ騎手)
「日本で初めてのレースだったのですが、馬場も硬く、レースもタフでした。この馬は先行馬なので自分の競馬は出来たのですが、途中でウインバリアシオンに被せられてから苦しくなってしまいました。距離ももう少し短い方がいいかもしれません」

(チャタポール調教師)
「この馬には少し距離が長かったし、馬場も少しタフに感じられました。この馬は先行馬なので自分のレースに徹しました」

16着 ペルーサ(横山典騎手)
「久々で出走した天皇賞(秋)でいい走りをして、中間の追い切りにも乗って期待してレースに臨みました。しかし、レースがスローになり、馬込みに入って向正面で内にモタれるなどして、3、4コーナーではもう手応えがありませんでした。力はあるのですが、精神的な脆さがあるようです」


お知らせ

お知らせ一覧