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今週末27日(日)に東京競馬場で行われる第31回ジャパンカップ(GI・芝2400m)に出走予定のペルーサ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

 調教開始時刻の朝7時を過ぎて、直後に馬場入りしたペルーサは芝コースでの追い切り。前に2頭を行かせてそれを3馬身程度後ろから追走、最後の直線で仕掛けられるとしっかりした伸びで前を行く2頭を外から抜き去るという内容だった。
 8時過ぎに会見場に藤沢和雄調教師が姿を見せ、共同会見が始まった。

●ペルーサについて藤沢和雄調教師
「天皇賞は久しぶりの実戦でGIを使わせてもらえるので、調教は十分にしましたし、今回はあまり間隔も開いていないので、先導している馬をかわすような感じで、と指示は出していました。動きも余裕がありましたし、指示通りに動いていたので、良かったと思います。

 最近はスタート練習に行かなくてもよくなって、ここ何戦かはゲートを普通に出ていますからね。(天皇賞の馬体重プラス14キロは)ずいぶん調教はしましたが、夏の間に良い感じになっていましたし、増えているだろうなと思っていました。

 一度レースに使ったことで、ずいぶん落ち着きが出ました。天皇賞の前は毎週2本速いところをやってペースを上げていましたが、今回はレースの後1週間くらいは調教が軽かったですし、落ち着いて、いい感じで来られたと思います。

 春と比べて馬にもずいぶん余裕ができて、調教前もイレ込まなくなくなりました。馬体も年齢とともにだいぶ逞しくなったんで、順調にきたと言って良いんじゃないでしょうか。

 東京の2400mは青葉賞までは相性が良かったんですが、その後が悪いですからね。何とかここで縁起のいいコースにしたいと思います。強い馬がたくさん出て来ますし、ここでいい競馬をすれば海外の馬といい勝負ができるかも分かりますから、楽しみですね。逆転も出来るんじゃないか、と思って見ています。

 去年はスタートを上手く出ただけで拍手をしてもらえましたが、今年はスタートを上手に出ただけでは拍手はしてもらえないですからね。直線で先頭に立って拍手してもらえるように、頑張ります」


●ペルーサについて横山典弘騎手
「調教の動きは良かったです。前走時も仕上がりは悪くなかったですが、休み明けの分テンションが高かったですね。ただ、一度使ったことで今回は落ち着いてくれて、おそらく一度使ったらこうなるだろう、思い描いていた通りに、良くなってくれましたね。

 天皇賞は、あれだけタフな流れをあの位置から差してきて、休み明けの分、多少半信半疑なところはありましたが、あれだけ走ってくれましたから、やっぱり凄いなと思いましたね。

 春はちょっとトモとか、背中とか気になるところがあって、一度使ってそれが良くなるのかな、と思ったけど意外と良くならなくて。それで(春の)天皇賞はちょっと残念な競馬になってしまいましたが、秋は帰って来て乗った時から、もう凄くいい感じでした。一度使えばもっと良くなるな、という感じだったので、こっちが思ってた通りに来ていますね。

 (この馬のいい所は?という質問に)この馬のいい所ですか?それは一杯あります。乗っていて楽しいですね。凄い馬ですから(笑)。東京でなくても、中山でも阪神でも、力は発揮してくれますし、心配はしていません。

 走るのはペルーサですから、邪魔をしないように乗りたいですね。ただ、今からワクワクしています。凄く状態が良いので、早くレースにならないかな、という気持ちですね。ここ最近ずっと関西馬に押されていますし、ペルーサも順調に来たので、ここで一発狙いたいなと思っています」

(共同会見より~取材:大関隼)


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