11月 3日(木・祝)「JBC(3日・大井)の結果」他 [全国競馬情報]
2011/11/03(木) 22:59


●●JBCクラシック~スマートファルコン、逃げ切ってトランセンドを撃破●●

 3日(木・祝)の大井競馬場(曇・良)で行われた第11回JBCクラシック(JpnI・2000m・1着賞金8000万円・13頭)はスタート直後からハナに立った1番人気スマートファルコンがレースの主導権を握り、2番手に2番人気トランセンド、3番手には3番人気シビルウォーが続き、中央勢3頭が向こう正面では4番手以下を大きく引き離す展開となった。3コーナー過ぎからスマートファルコンとトランセンドの一騎打ちムードの様相となり、直線ではほぼ2頭のマッチレース。最後まで見応えのある追い比べも、スマートファルコンが1馬身の差を保ちトランセンドを振り切り2分2秒1のタイムで勝った。1馬身差の2着にトランセンド、3馬身半差で3着にはシビルウォーが続き、そこから大差がついた4着に高知のグランシュヴァリエ、5着は地元大井のテラザクラウドだった。人気順通りの決着で、払戻しは3連単でも250円だった。

 勝ったスマートファルコンは、父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ(その父ミシシッピアン)の血統でJRA栗東・小崎憲厩舎の管理馬。通算成績は30戦20勝(中央8戦4勝)で重賞は17勝目。騎乗した武豊騎手はこれでJBCクラシック5連覇、2005年にもタイムパラドックスで勝っており、このレース6度目の制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 スマートファルコン(武豊騎手)
「スタートも良く、いつも通り自分のレースをするだけでした。相手も強いし最後までヒヤヒヤでしたが、この馬らしい競馬が出来たと思います」

(小崎憲調教師)
「正直、ホッとしました。ジョッキーとも話をして、ファルコンのいつもの競馬をするしかない、ということになりました。状態は万全でした。今日も厳しい競馬をしているので、馬の様子を見て、次走を決めたいと思います」

2着 トランセンド (藤田伸二騎手)
「こういう競馬を覚えさせていっているし、内容は悲観していません。対戦成績もまだ1勝1敗ですからね。GIを勝っている馬ですし、次は勝ちたいです」

3着 シビルウォー (吉田豊騎手)
「内枠でしたし、出していきました。良い位置で競馬が出来たと思います。最後は自力の差ですね」

(取材:木和田篤、大関隼)


●●JBCスプリント~スーニ、差し切り勝ちで2年ぶりの王座●●

 3日(木・祝)の大井競馬場(曇・良)で行われた第11回JBCスプリント(JpnI・1200m・1着賞金6000万円)はオーロマイスターが除外となり14頭が出走して行われた。レースは道中中団の後ろを進んだスーニ(川田将雅騎乗)が、最後の直線で大外から追い込み、直線で先頭に立ったセイクリムズンを鮮やかに差し切って3連勝を飾った。勝ちタイムは1分10秒1で、1980年の東京盃でカオルダケが記録した従来のレコード1分10秒2を31年ぶりに塗り替えている。
 セイクリムズンが1馬身1/4差で2着、3着には久しぶりのダートで見せ場十分のダッシャーゴーゴー、4着には2番手から粘り込んだラブミーチャンが続いた。

 勝ったスーニは父Soto、母Enabru(その父Roanoke)の血統でJRA栗東・吉田直弘調教師の管理馬。通算成績は30戦10勝、JBCスプリントは名古屋で行われた2009年に続き2度目の制覇。

<関係者のコメント>
1着 スーニ(川田将雅騎手)
「人気に応えて、しかもレコードの速い時計で勝つことが出来て良かったです。この馬には本当に頭が下がります。強いスーニが戻ってきて何よりです」

(吉田直弘調教師)
「スタッフ、騎手、馬全てに感謝です。状態は最高でした。勝った馬も、このレースで課題を見つけることが出来ました。その課題?それはちょっと言えません。今後については未定です」

2着 セイクリムズン(幸英明騎手)
「最後は盛り返していたし、状態も良くなっていました。展開は勝ち馬に向いていたし、この馬も良く走っていたと思います」

4着 ラブミーチャン(濱口楠彦騎手)
「最後は脚色が一緒になってしまいましたが、このメンバーに混じって、よく走っています。メドが立ったと思います」

(取材:木和田篤、大関隼)


●●JBCレディスクラシック~初代女王は4歳ミラクルレジェンド●●

 3日(木・祝)に良馬場の大井競馬場で行われた新設重賞=第1回JBCレディスクラシック(1800m・1着賞金4000万円・13頭)は、中団から徐々に押し上げて行った2番人気のミラクルレジェンド(岩田康誠騎乗)が、直線ゴール前で1番人気のラヴェリータを捉え、最後は3/4馬身差をつけて勝った。勝ちタイムは1分49秒6で、1980年にカツアールがマークした大井1800mのレコードタイム=1分49秒9を、31年ぶりに更新している。
 1番人気に支持されたラヴェリータは2着、7馬身離された3着に7番人気カラフルデイズが入り、4着パールシャドウ、5着ウェディングフジコまでJRA勢が占めた。地方所属馬ではツクシヒメ(船橋)の6着が最高。

 勝ったミラクルレジェンドは父フジキセキ、母パーソナルレジェンド(その父オーサムアゲイン)という血統の4歳牝馬で、JRA栗東・藤原英昭調教師の管理馬。前走レディスプレリュードで初めてラヴェリータに先着していたが、その勢いのままに一気にダート界の女王の座についた。通算成績は15戦8勝、重賞は2010年のレパードステークスとクイーン賞、今年のレディスプレリュードに続き4勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ミラクルレジェンド
(岩田康誠騎手)
「本当によく走ってくれました。今日は落ち着いてゲートも出ましたし、道中もスムーズに運べました。ラヴェリータをマークする形になりましたが、いい競馬が出来ました。力を付けてきていますし、今後もいいパフォーマンスを見せてくれると思います」

(藤原英昭調教師)
「やはりラヴェリータが強いですし、今度は同じ斤量ですから、ジョッキーともかなり作戦は練っていました。ただ、この馬も成長していましたし、前回使ってからまた良くなっていました。ここまで来れば、今後は牡馬相手に挑戦してみたいとも考えています」

2着 ラヴェリータ (武豊騎手)
「状態も良く、思った通りのレースが出来ました。それで負けたのですから完敗です。直線でもう少し引き離せればよかったですね」

5着 ウェディングフジコ (吉田豊騎手)
「直線で、うまく手前を替えることができませんでした。スムーズに替わっていれば、3着はあったと思います。初めて乗りましたが、乗りやすくていい馬です」

(取材:木和田篤、大関隼)


●●マイルグランプリ(2日・大井)はムンロ騎手のボクが勝利●●

 JBC前日の大井競馬場で行われた重賞の第16回マイルグランプリ(SII・1600m・1着賞金2500万円・16頭)は、中団を追走していた8番人気のボクがゴール前5頭の大接戦を制した(勝ちタイム1分38秒9)。ハナ差で4番人気フジノウェーブが2着、3着はクビ差で5番人気のツルオカオウジ、4着がアタマ差でイーグルショウ、5着もアタマ差でラインジュエルという僅差の勝負だった。1番人気の牝馬ザッハーマインは10着。

 勝ったボクは父タヤスツヨシ、母ラブミードゥ(その父シャーディー)という血統の6歳牡馬で、月岡健二調教師の管理馬。重賞はホッカイドウ競馬所属時の2008年の北海優駿、王冠賞に続く3勝目で通算39戦9勝。アラン・ムンロ騎手はJRAに短期免許で騎乗していた1994年にホッカイセレスとのコンビで府中牝馬ステークスを制しているが、南関東での重賞勝利はこれが初めて。