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3日(木・祝)に良馬場の大井競馬場で行われた新設重賞=第1回JBCレディスクラシック(1800m・1着賞金4000万円・13頭)は、中団から徐々に押し上げて行った2番人気のミラクルレジェンド(岩田康誠騎乗)が、直線ゴール前で1番人気のラヴェリータを捉え、最後は3/4馬身差をつけて勝った。勝ちタイムは1分49秒6で、1980年にカツアールがマークした大井1800mのレコードタイム=1分49秒9を、31年ぶりに更新している。
 1番人気に支持されたラヴェリータは2着、7馬身離された3着に7番人気カラフルデイズが入り、4着パールシャドウ、5着ウェディングフジコまでJRA勢が占めた。地方所属馬ではツクシヒメ(船橋)の6着が最高。

 勝ったミラクルレジェンドは父フジキセキ、母パーソナルレジェンド(その父オーサムアゲイン)という血統の4歳牝馬で、JRA栗東・藤原英昭調教師の管理馬。前走レディスプレリュードで初めてラヴェリータに先着していたが、その勢いのままに一気にダート界の女王の座についた。通算成績は15戦8勝、重賞は2010年のレパードステークスとクイーン賞、今年のレディスプレリュードに続き4勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ミラクルレジェンド
(岩田康誠騎手)
「本当によく走ってくれました。今日は落ち着いてゲートも出ましたし、道中もスムーズに運べました。ラヴェリータをマークする形になりましたが、いい競馬が出来ました。力を付けてきていますし、今後もいいパフォーマンスを見せてくれると思います」

(藤原英昭調教師)
「やはりラヴェリータが強いですし、今度は同じ斤量ですから、ジョッキーともかなり作戦は練っていました。ただ、この馬も成長していましたし、前回使ってからまた良くなっていました。ここまで来れば、今後は牡馬相手に挑戦してみたいとも考えています」

2着 ラヴェリータ (武豊騎手)
「状態も良く、思った通りのレースが出来ました。それで負けたのですから完敗です。直線でもう少し引き離せればよかったですね」

5着 ウェディングフジコ (吉田豊騎手)
「直線で、うまく手前を替えることができませんでした。スムーズに替わっていれば、3着はあったと思います。初めて乗りましたが、乗りやすくていい馬です」

(取材:木和田篤、大関隼)


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