お知らせ:

競馬実況web

万馬券を愛する皆さん、この秋、素敵な万馬券との出会いがありましたか?ここで9月の万馬券を振り返ります。まず、9月に出た100万を超える万馬券です。以下の6つでした。

9月10日(土)札幌・大雪ハンデC 3連単101万3700円(実況担当・舩山)
9月11日(日)阪神・2レース   3連単269万240円 (実況担当・佐藤)
9月18日(土)阪神・5レース   3連単201万1260円(実況担当・大関)
9月19日(日)阪神・6レース   3連単102万3100円(実況担当・小塚)
9月24日(土)阪神・1レース   3連単179万4760円(実況担当・大関)
9月25日(日)中山・8レース   3連単176万3220円(実況担当・大関)

 秋競馬がスタートしたものの9月はパッとしたものが出ませんでした。では、9月の月間MVPの発表です。選考委員会で対象となり議論されたのは、佐藤アナと大関アナの2人でした。選考の結果、MVPは大関アナとなりました。選考委員会では、「佐藤アナは9月の最高配当が出たレースを実況したが300万にも届かないものだった。これでは推せない」「大関アナもそれぞれの配当はたいしたことはなかったが、100万超えとなった3つのレースを実況し、合計では550万を超えている。MVPに値する」という意見が出ました。8月は最高配当となったレースを実況しながらMVPを私小林にとられた大関アナ。みごとに雪辱を果たしました。

 トータルでは私小林が打率を落としながらもリーディングトップの座をキープしています。私が7割8分9厘で、ついに8割台のアナウンサーがいなくなりました。2位も変わらず7割7分2厘で佐藤アナです。3位が7割6分8厘の中野アナとなっています。

 殿も変わりません。7割2分1厘の小塚アナです。関西の小塚、檜川両アナウンサーは私や佐藤アナ、中野アナといった上位陣と比べて実況レース数が半分に満たないので、固め打ちすれば打率は上がると思うのですが、どうも実況したレースが荒れないのです。そして、ブービーはまた大関アナになってしまいました。7割2分4厘です。彼はMVPにもなったようにホームランは出るようになりましたが、まだまだシュアなバッティング、つまりコンスタントに万馬券レースを実況することが出来ません。アテにしづらいタイプです。そして意外なところでは、山本アナが落ちてきたのが目につきます。7割2分6厘まで打率を下げてしまい、10月の結果次第でブービーにまで落ちてしまうかもしれません。最近3連単がヒットしないと嘆いている山本アナですが、自分で実況した大波乱のレースをゲットするという『自分らしさ』を取り戻して欲しいものです。

 さて、選考委員会でも今週の菊花賞が話題となりました。そこで某委員がこんな気になる話をしていました。彼はどの実況アナが菊花賞を実況した時に三冠馬が誕生したかを調べたそうです。そして、あるジンクスとも言えるデータから、「オルフェーヴルは負ける!」と主張したのです。

 彼は、「過去三冠馬が誕生した菊花賞を実況したアナウンサーには共通することがあるでは?」と思い、調べたそうです。その結果、以下のことが分かったのでした。

『実況担当のアナウンサーが、三冠がかかった菊花賞を実況するのが二度目の場合は三冠馬が誕生するが、始めての場合では三冠馬は誕生しない!』

 三冠馬が誕生した菊花賞を実況したアナウンサーは過去4人いる。
1964年 シンザン      担当アナ・小坂又は早坂(資料が古く、実況者不明)
1983年 ミスターシービー  担当アナ・高木
1994年 ナリタブライアン  担当アナ・北野
2005年 ディープインパクト 担当アナ・藤田

 ラジオNIKKEIが競馬の中継を始めたのは1956年の10月。それ以降で春の二冠馬が菊花賞に出走した最初のケースが1960年のコダマで5着だった。1963年に二冠馬のメイズイが出走して6着になった菊花賞の実況を聴くと、1960年の実況者であることが分かった。さらに翌年1964年のシンザンが三冠馬になった菊花賞を実況したアナウンサーとは別人であることも判明。したがって中継開始当時の競馬担当アナウンサーだった小坂アナか早坂アナのどちらかではあるが、1964年の菊花賞で三冠がかかった菊花賞を初めて実況し、みごと三冠馬が誕生したケースと言える。しかし、他の3人は『二度目』だったのである。

高木アナ…1970年の菊花賞を実況をしてタニノムーティエは11着
北野アナ…1992年の菊花賞を実況をしてミホノブルボンは2着
藤田アナ…2003年の菊花賞を実況をしてネオユニヴァースは3着

 4人のうち3人は一度三冠がかかった菊花賞を実況して、二度目で三冠馬誕生のレースを実況している。また、広瀬アナは2006年に初めて三冠がかかった菊花賞を実況したが、メイショウサムソンは4着だった。つまり、これまでに三冠がかかった菊花賞を実況するのが初めてというアナウンサーが実況した時に三冠馬が誕生したのは6例中たった一度だけなのである。

 そして、今年。今週の菊花賞の実況担当者は中野アナ。彼は菊花賞の実況5回目にして初めて「三冠がかかった菊花賞」を実況する。はたして三冠馬は誕生するのか…。

 以上です。私もこの話を聞いた時は単なる偶然だろう、と思ったのでしたが、これを偶然で片付けてしまうと「雨男」や「穴ウンサー」の存在を否定することになりかねないので、私はオルフェーヴルを1着にした3連単は危険かなと思い、悩んでいます。


お知らせ

お知らせ一覧