23日(日)京都競馬場で行われる菊花賞(GI)に出走を予定するトーセンラー(牡3 栗東・藤原英昭)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
●トーセンラーについて藤原英昭調教師
「蛯名騎手に来てもらって、ネオヴァンドームとの併せ馬で追い切りました。理想的な追い切りが出来て、いい動きでした。
早くからセントライト記念を使って菊花賞へと考えていました。2着で残念でしたが、内容は良かったですから。成長した証が見えました。直線に坂のない京都コースをイメージして作ってきていますし、京都の方が適性があるのかなと思います。実際にきさらぎ賞ではオルフェーヴルを抑えていますからね。
皐月賞やダービーは力を発揮できませんでした。今回は夏場の成長もあって、しっかり勝負できる調教もできています。精神面も、骨格や筋肉といった肉体面も成長しています。オルフェーヴルは強いですが、互角の勝負を期待しています」
●トーセンラーについて蛯名正義騎手
「追い切りはいつも通り、馬の後ろから折り合いをつけながら。直線は反応良く、ラストは併入という形でした。休み明けを一度使ったことで気持ちも入ってきていますし、これまでより手前をすんなりと替えて、いい伸びでした。順調に来ていると思います。
春は震災の影響や枠順、馬場と好走の条件が揃いませんでしたからね。前走はいい馬場でできましたし、悪い内容ではなかったと思います。中山コースよりは京都のコースのほうが合うようにも感じます。
馬体は大きくありませんがフットワークがいい馬です。きさらぎ賞で二冠馬を負かしているというのは、今回楽しみが膨らむ要素です。枠は外より内の方がいいのでは。気持ちとしてはチャレンジャー。なんとか追いついて追い越せるように、考えながら乗りたいです」
(取材:小塚歩)
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