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15日(土)に東京競馬場で行われる第13回東京ハイジャンプ(J・GII)に出走予定のクランエンブレムとクリーバレンについて、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
 ともに手塚厩舎所属で、前走でそれぞれ阪神、新潟で重賞タイトルを掴んだ2頭は今回「兄弟で同じ障害の重賞に出走」という珍しいケースとなる。

●クランエンブレムについて手塚貴久調教師
「(阪神ジャンプSは)休み明けの新潟戦が2着で、これなら大きいところを狙えるのではと思って中1週でも挑戦したのですが、勝てて良かったと思います。

 その後はダメージもなかったですし、中3週でしたが、足元の不安も無いですし、山本(康志)騎手と色々話し合いながらオーナーと相談して、ここに向かうと決めてからは逆算して調整してきました。順調に来ています。休み明けから2回使って上向いているのは間違いないですし、調教の動きも前走より良かったと感じました。

 重賞ウイナーの仲間入りをして、今度はGIIですが、東京競馬場も実績がありますからね。今度は全て芝のコースになりますし、クランエンブレムにとっては、ダートより芝のほうがはるかに適性が高いと思いますから、さらに飛躍してほしいと思います」


●クリーバレンについて手塚貴久調教師
「新潟ジャンプSはオープンを勝って中2週でしたが、レース内容は完璧だったと思います。あれを見て、かなり力をつけてきたな、という印象を持ちましたね。

 前走後はここを目標に決めていたので、いったん牧場に出してリラックスさせてから再入厩させましたが、牧場でも目標が決まっていましたから、大型馬でもそんなに緩めることなく乗ってもらいました。戻ってきてからも調教もきちんと出来ています。

 障害に入ってから全勝ち鞍を新潟で挙げていますから、左回りが下手ということはないと思います。東京コースに変わってそんなにマイナスになることはないと思います。

 クランエンブレムの弟なんですが、お兄さんよりもさらに大きな馬ですからね。間隔が開いていますが(今週も)強めに追っていますし、反応も良かったですから、この馬なりに順調に来ていると思います。

 (直線、2頭で叩き合ってくれるのが理想ですか?の問いに)そうですね(笑)。障害に限ったことではないですが、同じ重賞に兄弟で、どちらも有力馬として使わせてもらえるということは縁を感じますし、2頭ともいい状態で送り出せますから、そうなってくれると良いですね」


(取材:大関隼)


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