凱旋門賞に出走した日本勢2頭の、レース後の関係者のコメントは以下の通り。
10着 ヒルノダムール
(藤田伸二騎手)
「レース自体は、いい競馬が出来ました。ただ、スタートまでにだいぶ入れ込んでしまったため、日本でも見せないような素振りをしていて、ゲートまでにすごい発汗があり、レースでは力が出せませんでした」
(昆貢調教師)
「準備は万全を尽くしましたが、雰囲気に飲まれてしまいました。パドックから入れ込み、冷静さを欠いて力を出せませんでした。相手も少し手強かったと思います」
11着 ナカヤマフェスタ
(蛯名正義騎手)
「今年は長い休み明けのフォア賞(G2)を使い、凱旋門賞の出走まで漕ぎつけたことはすごいことだと思いますが、去年のような走りを見せることができず残念です。状態が大きくは良くならず、本来の姿に戻りませんでした。今回は残念でしたが、挑戦しないことには勝つことができませんので、今後もチャンスがあれば頑張りたいです」
(二ノ宮敬宇調教師)
「改めて、ヨーロッパ競馬のレベルの高さを感じました。紆余曲折がありましたが、ここまで来れたのはスタッフのお陰であり、ここまで連れて来てくれたオーナーに感謝したいです。フォア賞(G2)より調教は上手くいきました。良い時の走りではなかったですが、一生懸命走ってくれました。人も馬も学習して諦めずに挑戦を続け、いつかこのレースに勝ちたいと思います」
<凱旋門賞全馬の着順=左から着順、馬名、性齢、タイム・着差>
1着 デインドリーム 牝3 2分24秒49
2着 シャレータ 牝3 5馬身
3着 スノーフェアリー 牝4 クビ
4着 ソーユーシンク 牡5 1/2馬身
5着 セントニコラスアビー 牡4 短首
6着 ミアンドル 牡3 短首
7着 サラフィナ 牝4 短首
8着 シルヴァーポンド 牡4 3/4馬身
9着 ガリコヴァ 牝3 4馬身
10着 ヒルノダムール 牡4 3/4馬身
11着 ナカヤマフェスタ 牡5 2馬身1/2
12着 ワークフォース 牡4 クビ
13着 テストステロン 牝3 1馬身
14着 トレジャービーチ 牡3 2馬身1/2
15着 リライアブルマン 牡3 6馬身
16着 マスクドマーヴェル 牡3 2馬身
(JRA発表による)
※3歳牝馬の優勝は2008年のザルカヴァ以来3年ぶり。また、ドイツ調教馬の凱旋門賞制覇は、1975年のスターアピール以来で36年ぶりの快挙となった。
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