5月 9日(月)「フリオーソ、待望のかしわ記念初制覇」他 [全国競馬情報]
2011/05/09(月) 22:08


●●先週のダートグレード競走の結果●●

★かしわ記念(5日・船橋・JpnI)はフリオーソ、3度目の挑戦で待望のかしわ記念制覇!

 5日(木・祝)に稍重馬場の船橋競馬場で行われた第23回かしわ記念(JpnI・1600m・1着賞金6000万円・13頭)は、2番人気のフリオーソ(戸崎圭太騎乗)が好位追走から4コーナーで先頭に立って押し切り、3度目の挑戦で初のかしわ記念制覇を飾った(勝ちタイム1分38秒2)。
 3/4馬身差の2着が逃げた5番人気のラヴェリータ、3連覇を狙った1番人気のエスポワールシチーは1馬身1/2差の3着。4着には6番人気ダイショウジェット、5着には3番人気オーロマイスターが入った。

 勝ったフリオーソは父ブライアンズタイム、母ファーザ(その父Mr.Prospector)という血統の7歳牡馬で、船橋の川島正行厩舎の管理馬。通算成績は35戦11勝、GI(JpnI)は2006年の全日本2歳優駿、2007年のジャパンダートダービー、2008年と2010年の帝王賞、今年の川崎記念に続いて6勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 フリオーソ (戸崎圭太騎手)
「エスポワールシチーに勝った事がありませんでしたし、勝ててとても嬉しいです。ハナに行こうと考えていましたが、ラヴェリータが行ったので控えました。フェブラリーSでは差す競馬もしているし、自信を持って乗りました。道中は気分を損ねない様に気をつけて、最後はフリオーソの力を信じて追いました。力を思う存分出してくれました。皆さん、応援ありがとうございました」

(川島正行調教師)
「地元で勝つのはやはり嬉しいです。騎手の好判断もあり、思い通りのレースが出来ましたね。フェブラリーSの後も状態は変わりなく、良い仕上がりで、ある程度自信を持って臨みました。ゴールした後のファンの皆さんの拍手は感動的でした。ありがとうございました。次は帝王賞に向かう予定です。そして、来年こそはドバイに行きたいですね」

2着 ラヴェリータ (武豊騎手)
「レース前から行ってみようと考えていました。勝つにはそれしかありませんから。強い相手に良く頑張っていると思います」

4着 ダイショウジェット (柴山雄一騎手)
「馬の状態は良く、折り合いもつきました。ただラヴェリータが逃げると言う思わぬ展開で、ペースが遅くなってしまいました。3コーナーから動いていきましたが、あれが精一杯です。力は出しています」

6着 ロードバリオス (福永祐一騎手)
「この馬にとっては、芝の方が走りやすそうです。ただ、ダートも使っていけば走れない事はないと思います」

(取材:舩山陽司)


★兵庫チャンピオンシップ(4日・園田・JpnII)はエーシンブラン快勝

 4日(水・祝)に園田競馬場で行われた3歳馬のダートグレード競走=第12回兵庫チャンピオンシップ(JpnII・1870m・1着賞金2800万円、トキノゲンジ除外で10頭立て)は、先手を奪った4番人気のエーシンブラン(岩田康誠騎乗)がそのまま後続を6馬身突き放す圧勝で初重賞制覇を飾った(勝ちタイム2分00秒9)。2着が5番人気だった地元兵庫のホクセツサンデー、5馬身差の3着に1番人気のラヴィアンクレール、4着にマルモセーラ、5着にはモエレシリアスが入っている。

 勝ったエーシンブランは父スウェプトオーヴァーボード、母エイシンジョアンナ(その父トニービン)という血統の牡馬で、JRA栗東・坂口正則調教師の管理馬。通算成績は10戦3勝(うち地方1戦1勝)、今回が初のダート戦出走だった。


★かきつばた記念(3日・名古屋・JpnIII)はセイクリムズン、圧倒的人気に応える

 3日(火・祝)に稍重馬場の名古屋競馬場で行われた第13回かきつばた記念(JpnIII・1400m・1着賞金2100万円、出走12頭)は、終始2番手を進んだセイクリムズン(幸英明騎乗)が直線で抜け出し、単勝1.2倍の圧倒的人気に応えた(勝ちタイム1分26秒3)。2馬身差の2着に3番手を進んでいた3番人気ミリオンディスク、逃げた4番人気のラブミーチャン(笠松)がアタマ差3着に粘った。4着にはセレスハント、5着にはマルカハンニバルが入っている。

 勝ったセイクリムズンは父エイシンサンディ、母スダリーフ(その父サウスアトランティック)という血統の5歳牡馬で、JRA栗東・服部利之調教師の管理馬。通算成績は26戦10勝(うち地方1戦1勝)、重賞は昨年のカペラステークス、今年の根岸ステークスに続いて3勝目。


●●各地の重賞レース結果●●

★東京湾カップ(3日・船橋)はジャクソンライヒが逃げ切り

 3日(火・祝)に船橋競馬場で行われた3歳馬の重賞=震災復興支援競走第25回東京湾カップ(SIII・1700m・1着賞金1500万円・12頭)は、3番人気のジャクソンライヒ(川崎・鬼沢裕充厩舎、本橋孝太騎乗)が逃げ切って初重賞制覇を飾った(勝ちタイム1分47秒1)。2馬身差の2着が9番人気リバーキンタロー、3着に4番人気ゴールドスガが入り、1番人気のファジュルは8着。

 勝ったジャクソンライヒは父トワイニング、母バービーライヒ(その父スキーキャプテン)という血統の牡馬。通算成績は6戦4勝。


★北日本新聞杯(4日・金沢)はエムザックハーツが圧勝

 4日(水・祝)に金沢競馬場で行われた3歳馬の重賞=第19回北日本新聞杯(1700m・1着賞金200万円・12頭)は、2番人気のエムザックハーツ(米倉知騎乗)が4コーナーで先頭に立つと一方的に後続を突き放し、大差の圧勝を飾った(勝ちタイム1分50秒6)。2.1秒離れた2着が5番人気ザハヤテオー、3着が4番人気アンダースポット。1番人気のモウカリマッカーは11着と敗れている。

 勝ったエムザックハーツは父キャプテンスティーヴ、母マイアヤ(その父ニホンピロウイナー)という血統の牡馬。ホッカイドウ競馬でデビュー後南関東を経て4月に金沢に移っていた。通算成績は11戦4勝で重賞は初制覇。


★尾張名古屋杯(4日・名古屋)はバンブーアズーリ人気に応える

 4日(水・祝)に名古屋競馬場で行われた第10回尾張名古屋杯(1600m・1着賞金100万円・11頭)は、単勝1.6倍の1番人気に支持されたバンブーアズーリ(戸部尚実騎乗)が逃げ切って人気に応えた(勝ちタイム1分42秒0)。1馬身半差の2着がザッツファイン、3着にマコトバンクウが入った。

 勝ったバンブーアズーリは父ワイルドラッシュ、母スイートバンブー(その父スキャン)という血統の6歳牡馬で、川西毅調教師の管理馬。これがJRAからの転入初戦だった。通算成績は10戦4勝(うちJRA9戦3勝)で重賞は初勝利。


★コスモバルク記念(5日・門別)は三冠馬クラキンコが勝利

 5日(木・祝)に門別競馬場で行われた新設重賞の第1回コスモバルク記念(コンデュイット賞、1800m・1着賞金300万円、出走14頭)は、2番人気のクラキンコ(小国博行騎乗)が好位から直線で抜け出し、3番人気ショウリダバンザイの追い込みをクビ差振り切って勝った(勝ちタイム1分56秒0)。3着には6番人気コパノカチドキが入り、1番人気に支持されていた昨年の「岩手3歳三冠馬」ロックハンドスターは5着。

 勝ったクラキンコは父クラキングオー、母クラシャトル(その父ワカオライデン)という血統の4歳牝馬で、堂山芳則調教師の管理馬。通算成績は16戦9勝で重賞は5勝目。昨年には北斗盃、北海優駿、王冠賞を制して牝馬として史上初の「ホッカイドウ競馬3歳三冠」を達成している。


★駿蹄賞(5日・名古屋)は山本茜騎手のミサキティンバーが制す

 5日(木・祝)に名古屋競馬場で行われた3歳馬の重賞第50回駿蹄賞(1900m・1着賞金150万円・12頭)は、5番人気のミサキティンバー(山本茜騎乗)が中団から抜け出して3馬身差の快勝を飾った(勝ちタイム2分05秒4)。2着は8番人気モエレウェバリング、3着には3番人気ラヴィドールが入り、1番人気のマルヨコンバットは4着。

 勝ったミサキティンバーは父ティンバーカントリー、母シルクディアレスト(その父ピルサドスキー)という血統の牡馬で、櫻井今朝利調教師の管理馬。通算成績は17戦3勝、山本茜騎手とのコンビで昨年のゴールドウィング賞以来の重賞2勝目を挙げた。


★兵庫大賞典(5日・園田)は7歳レッドゾーン初重賞制覇、アルドラゴンは2着

 5日(木・祝)に園田競馬場で行われた第47回兵庫大賞典(1870m・1着賞金500万円・10頭)は、2周目の3コーナーで先頭に立ったレッドゾーンがそのまま押し切って1番人気に応えた(勝ちタイム2分01秒4)。3馬身1/2差の2着が2番人気のアルドラゴン、3着は4番人気キヨミラクルだった。

 勝ったレッドゾーンは父デザートストーリー、母サンエムエンプレス(その父アサティス)という血統の7歳牡馬で、野田学厩舎の管理馬。デビューから通算52戦目で挙げた12勝目が初重賞制覇となった(うちJRA20戦未勝利)。


★福永洋一記念(9日・高知)はイーグルビスティー、郷間勇太騎手とともに初重賞制覇

 9日(月)に高知競馬場で行われた第2回福永洋一記念(1600m・1着賞金50万円・11頭)は、逃げたポートジェネラルを早めに捉えに行った6番人気のイーグルビスティーが直線で先頭に立つと、後続を4馬身突き放して快勝した(勝ちタイム1分45秒7)。2着が5番人気のウィザードブラスト、3着に4番人気のリワードブライトンが入り、連覇を狙った1番人気のフサイチバルドルは4着だった。

 勝ったイーグルビスティーは父アメリカンボス、母スプリングプリティ(その父タヤスツヨシ)という血統の7歳牡馬で、田中守調教師の管理馬。通算成績は78戦7勝で重賞は初制覇。騎乗した郷間勇太騎手にとっても、2006年10月のデビュー以来初の重賞タイトルとなった。

 なお、レース当日は福永洋一さんがJRAの福永祐一騎手とともに親子で高知競馬場に来場し、表彰式のプレゼンターも務めた。


●●岩手競馬、14日から開幕●●

 東日本大震災の影響で今年度の開幕が遅れていた岩手競馬が、14日(土)から開催されることが、岩手県競馬組合から発表された。

 開催日程は15開催90日間(例年の75%)。土・日・月曜日を基本に、1開催6日間で開催する。開催期間は12月5日(月)まで。開催は盛岡競馬場だが、水沢競馬場は復旧の見通しを踏まえ、年度内の開催も検討する(当面、場外発売所として運営)。

 場外発売所は種市、安代、盛岡大通、十和田、津軽、山本、横手、東京で発売。宮古、三本木は施設の復旧後発売予定だが、釜石は閉鎖される。
 被災地における競馬開催であることに鑑み、収支均衡を前提として、一定の金額を義援金として拠出することを目標に運営に努めるほか、場内への募金箱設置など震災復興に寄与するような取組を積極的に行うとしている。

 また、水沢競馬場で開催予定だったGRANDAME-JAPAN2011シリーズの重賞はともに盛岡で開催されることになった。留守杯日高賞(1600m)は5月30日(月)に、ビューチフル・ドリーマーカップ(2000m)は8月29日(月)に行われる。

<達増岩手県競馬組合管理者のコメント>
「岩手競馬については、3月11日の東日本大震災津波の発生以降、多くのファンの皆さんに御心配をおかけしてきましたが、国、地方競馬全国協会、JRA及び全国の地方競馬関係者からの御支援や、厩舎関係者及び関係企業等の御協力により、平成23年度収支計画の見通しが立ち、5月14日(土)からの盛岡競馬は、予定どおり開催いたします。
 岩手競馬は、自らも震災により大きな被害を受けましたが、地域の主要な経済主体、雇用の受け皿としての役割を果たしながら、競馬の開催により、県民に元気を届けていきたいと考えております。
 今後、当組合と厩舎関係者等が一丸となって、魅力あるレースの提供に全力で取り組んで参りますので、競馬ファンはもとより、関係各位の一層の御協力をよろしくお願いします」

(NARウェブサイトによる)


●●羽田盃(11日・大井)の枠順●●

 11日(水)に大井競馬場で行われる南関東3歳三冠の第一関門=第56回羽田盃(SI・1800m・1着賞金3500万円)の枠順は以下の通り。京浜盃で牡馬を一蹴、牝馬として19年ぶりの羽田盃制覇に挑むクラーベセクレタは4枠6番に入った。発走は20時15分の予定。

1枠 1番 ダークリバース     牡3 56 坂井英光
2枠 2番 ヴェガス        牡3 56 酒井忍
2枠 3番 ゴーディー       牡3 56 赤嶺亮
3枠 4番 ブラックサンダー    牡3 56 柏木健宏
3枠 5番 ナックザファイア    牡3 56 今野忠成
4枠 6番 クラーベセクレタ    牝3 54 戸崎圭太
4枠 7番 シルクゴライアス    牡3 56 三浦皇成(JRA)
5枠 8番 ドラゴンウイスカー   牡3 56 水野貴史
5枠 9番 ルーズベルト      牡3 56 的場文男
6枠10番 サティスフェール    牡3 56 有年淳
6枠11番 ピースポーター     牡3 56 山崎誠士
7枠12番 シングンボス      牡3 56 町田直希
7枠13番 ベニバナセンプー    牡3 56 吉田稔
8枠14番 パワフルローマン    牡3 56 真島大輔
8枠15番 キスミープリンス    牡3 56 内田博幸(JRA)


●●東京プリンセス賞(12日・大井)の枠順●●

 12日(木)に大井競馬場で行われる南関東3歳牝馬のナンバーワン決定戦=第25回東京プリンセス賞(SI・1800m・1着賞金2000万円)の枠順は以下の通り。羽田盃に挑むクラーベセクレタと同じ川島正行厩舎のマニエリスムは5枠6番、クラウンカップを牡馬相手に制したナターレは3枠3番に入った。発走は20時15分の予定。

1枠 1番 リアンローズ      的場文男
2枠 2番 マルヒロブライティ   繁田健一
3枠 3番 ナターレ        本橋孝太
4枠 4番 リュウノキャンドル   山田信大
4枠 5番 ゴールドルチル     達城龍次
5枠 6番 マニエリスム      戸崎圭太
5枠 7番 ハルサンサン      町田直希
6枠 8番 ヴァレイオブローズ   坂井英光
6枠 9番 メンドーサ       吉田稔
7枠10番 マツリバヤシ      今野忠成
7枠11番 ラカンパーナ      石崎駿
8枠12番 ダンスピース      真島大輔
8枠13番 オーゴンヒリツ     森泰斗

※全て3歳牝馬、負担重量は54キロ


<担当:大関隼>