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8日(日)東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GI)に出走を予定するグランプリボス(牡3 栗東・矢作芳人)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●グランプリボスについて矢作芳人調教師

「この春の2戦は、結果としてあんなに負けてはいけない馬ですし、ファンの皆さんには申し訳ない結果だと思っています。ただ敗因ははっきりしていますから、陣営としては気にしていません。2回とも強い内容で、折り合いの部分も課題であり、この馬のパワーがあらわれている点でもあると思います。

中間は渋田助手に、折り合いの部分を教育してもらいました。いい感じで成果が上がっています。馬が良くなっているという感触を掴んでもらいたくて、先週今週とウィリアムズ騎手に乗ってもらいました。

追い切りは、普段だと馬の後ろで折り合っていても交わすときに一気に行ってしまうんです。今回は徐々に交わしてくれ、との指示でした。見た目の動きはさほどでもありませんが、ウィリアムズ騎手も『良かった』と、併走馬に乗っていた渋田助手も『あれで交わしたのはさすが』と言っていました。何も心配していません。

東京マイルは馬の能力が出やすいコースですから望むところです。折り合いも大丈夫でしょうし、外国人騎手独特の抑え方がこの馬には合っていると感じています。(予定されている海外遠征について)父のサクラバクシンオーが亡くなり、この馬を世界的な種牡馬にしたいという思いもあります。ヨーロッパで飛び抜けて強い3歳馬が1頭いますが、その馬と是非対戦させたいです。必ずいいレースをしてくれると思いますので応援お願いします」

●グランプリボスについてクレイグ・ウィリアムズ騎手

「先週の水曜日と木曜日にも調教に乗りましたが、今朝の調教は先週よりもだいぶ良くなっている印象です。状態は上がっています。馬が締まってきて、体重面でもレースに行く準備ができてきたようです。今週末レースで騎乗するのを楽しみにしています。

東京の1600mはタフなコースで、強い馬が実力どおりに上位に来るコースだという印象を受けます。グランプリボスは強い馬ですので期待しています。少し行きたがる面はありますが、乗った感じでは問題ありません。去年に続いて、今年も日本のGIを勝ちたいです。十分にチャンスのある馬ですので頑張ります」

(取材:小塚歩)


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