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27日(日)阪神競馬場で行われる第41回高松宮記念(GI)に出走予定のサンカルロについて、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●大久保洋吉調教師

「GIを使うには賞金が足りませんでしたから、阪急杯は勝ちたい、最低でも2着が欲しいと思っていました。元々、阪神の1400mは、勝ってはいませんけど、かなりきわどい競馬をしていましたから、得意だと思っていましたし、距離も1400mが一番得意な馬。それに賞金加算をしなければなりませんでしたから、背水の陣と言ったら大げさですけど、前哨戦というよりは、勝ちたいという仕上げで臨んでいました。

阪急杯の時点で97~8点の仕上がりでしたから、その状態を維持することに主眼を置いて、この中間はやってきました。あまりやりすぎず、大体予定通りにきたと思います。先週、強めにやるように指示をしました。時計は大したことありませんが、最後の1ハロンは11秒台できていましたから、阪急杯のデキを維持しています。今朝は気持ち軽めに、(追い切りでは)走らない馬と併せました。

正直、1400mが一番得意な馬ですから、1200mはちょっと忙しいかと思いますが、折り合いがいい分、差してくるとは思いますので、展開次第でしょう。

阪神の1200mは初めてになりますが、1200mのスペシャリストが集まっていますから、流れも遅くはならないと思いますので、自分の競馬をいかにするかだと思います。去年、2度1200mを使って、馬も感覚的な部分で慣れてきたと思います。3度目ですからね、もう少しいい成績を出せるのではと思います」


●吉田豊騎手

「前走は本当に強い競馬でした。これまで、全能力を発揮できないレースが多かったのですが、やっと不利無く、馬の力を出すことができました。

レースを使った後も馬は硬くならず、順調にきています。仕上げやすい馬なので、前走同様に良い状態で使えると思います。今朝は、この後輸送もありますし、相手に合わせるだけの追い切りでしたが、本当にいい感じで、馬が走りたがっていますね。

元々、休み明けでも仕上がる馬ですし、前走時もいい仕上がりで、いい競馬をしてくれましたから、そういう意味では大きな変わり身はありませんけど。

今回は1200m、スタートが速くないので課題はありますが、うまくスタートを切って、前走同様、中団くらいにつけられれば、いい脚をつかえると思います。

やはり1400mが一番合っていると思いますけど、1200mでも、GIでいい着順にきていますし、流れにさえ乗れればと思います。ペースにはついていけると思いますが、スタートが速くないので、そこだけですね。

できれば内枠をと思っていた前走で、外枠でも好走してくれました。外枠からうまくポケットに入れて脚をためられました。ですから、今回も外枠でいい気もしますが、また1ハロン短くなりますし、3コーナーまでの距離も短くなりますから、真ん中から内の枠が良いと思います。

ある程度、ペースも速くなってもらいたいですし、道中もうまく捌けないといけないなど、サンカルロには注文もつきます。でも、この馬の全能力を発揮できるように乗りたいと思います。

GIを勝てるだけの能力を持っている馬ですから、何とか勝たせてあげたいと思います」

(取材:中野雷太)


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