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良馬場の川崎競馬場で行われた2011年最初のGI(JpnI)レース=第60回川崎記念(2100m・1着賞金6000万円)は、テスタマッタが出走を取り消して11頭で争われ、先手を奪ったフリオーソがそのまま逃げ切って快勝した(勝ちタイム2分14秒2)。5馬身差の2着に3番人気メイショウタメトモ、1馬身半差の3着に2番人気だった川崎のボランタスが入り、4着にはクリュギスト、5着にはキクノアポロと続いた。

 勝ったフリオーソは父ブライアンズタイム、母ファーザ(その父Mr.Prospector)という血統の7歳牡馬で、船橋・川島正行調教師の管理馬。川崎記念は2008年以来3年続けてJRA勢の前に2着に屈していたが、4度目の挑戦で待望の初制覇を飾った。通算成績は33戦10勝(うちJRA4戦未勝利)、GI(JpnI)は2006年の全日本2歳優駿、2007年のジャパンダートダービー、2008年と昨年の帝王賞に続き5勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 フリオーソ
(戸崎圭太騎手)
「負けられない、と思っていましたし、この馬の走りをすれば負けるはずは無い、と思っていました。このレースでも、年末も2着が続いていましたから、勝てて嬉しいです。元々スタートセンスのある馬なので、行けたら行ってもいい、と調教師からも言われていました。いい雰囲気で折り合って、気持ち良く走ってくれました。安心して乗っていました。
 前走後の疲れも無く、いつものフリオーソでした。7歳ですが、いいレースを続けてくれますし、まだまだ走ってくれると思います」

(川島正行調教師)
「今日は勝ってくれて、年末の悔しさを晴らしてくれてスッキリしました。レコードの疲れも無く、良い状態でレースに臨めました。4コーナーではもう勝てるだろう、と思ったので、あまり追って負荷をかけないように、ということを考えていたぐらいでした。ファンの皆様に強いフリオーソを見せられて良かったです。今後は、かしわ記念、帝王賞あたりが目標になると思います」

2着 メイショウタメトモ (福永祐一騎手)
「かかる所もなかったですし、地方のダートもこなしてくれました」

4着 クリュギスト (内田博幸騎手)
「いい所につけられたのですが、早めに来られてしまって苦しくなりました。この馬の力は出せたと思います。距離も大丈夫です」

(取材:舩山陽司)


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