お知らせ:

競馬実況web

2007年ジャパンカップダート(GI)などに優勝し、同年のJRA賞最優秀ダートホースに選出されたヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂正厩舎)の引退式が本日阪神競馬場で行われた。なお、同馬は今後、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

ヴァーミリアン関係者のコメントは以下の通り。

●サンデーレーシング代表 吉田俊介氏
「前走のジャパンカップダートの後、引退が決まり、競馬場でお見せ出来ないと思っていましたが、引退式で最後の勇姿をお見せすることが出来、嬉しいです。石坂先生、厩舎スタッフの皆様、ほとんどのレースで騎乗していただいた武豊騎手、ファンの皆様に感謝しております。長らくの応援ありがとうございました。来春、社台スタリオンステーションで新たなスタートを切りますが、応援してもらえる子供を出せるようにバックアップしていきたいと思います。本日は誠にありがとうございました」

●石坂正調教師
「無事に牧場に帰すことが出来るとホッとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました。偉大で立派でした。それに尽きると思います。最初の新馬戦から芝の重賞を勝ち、翌年のクラシックでいけると思って挫折し、ダート路線に方向を変えて、やっぱりいけると思った時が一番インパクトがありました。7年間、うちの看板でした。本当にお疲れ様。偉大な実績を持ってスタリオンに帰れます。子供も走ると思うのでよろしくお願いします」

●武豊騎手
「長く乗せてもらったので、これが最後か、という気持ちで最後の感触を味わいました。デビューから乗せてもらいましたが、素晴らしい乗り味で、素直で、乗っていて気持ちが良く楽しかったです。思い出は数々ありますが、ジャパンカップダートに勝利し、ダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です。こんなに長くたくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので、忘れられません。子供がターフに戻って来るのを心待ちにしたいです」


お知らせ

お知らせ一覧