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船橋競馬場で行われた統一ダートグレード競走(Jpn3)第56回デイリー杯クイーン賞(1着賞金2500万円、ダート1800)は、序盤は4,5番手を進んだ2番人気のミラクルレジェンド(JRA栗東・藤原英昭厩舎、岩田康誠騎乗)が、マイペースで逃げた3番人気のザッハーマインを直線半ばで交してゴールでは1馬身半の差を付けて勝った。3着には2着から6馬身の差で後方から追い込んだ10番人気のトウホクビジンが続いた。1番人気のブラボーデイジーはスタートで遅れ1コーナーで4、5番手まで上がったが、その後はズルズル後退する形でブービーの13着に敗れた。

 勝ったミラクルレジェンドは父フジキセキ、母パーソナルレジェンド(その父オーサムアゲイン)という血統の3歳馬。社台ファームのオーナーブリーディングホース。春シーズンは牡馬相手のジャパンダートダービー(大井、Jpn1)に挑んで4着に健闘。その後はJRA新潟のレパードステークスで重賞初制覇。今回はそれ以来3ヶ月半ぶりのレースだった。通算成績は9戦5勝(うち地方競馬で2戦1勝)。


※レース後の関係者のコメントは以下のとおり。

1着 ミラクルレジェンド 岩田騎手
「休み明けでしたが落ち着いていて今日は集中していました。ゲートもスムーズでしたし、スムーズにレースが進められて完勝でしたね。今日はゲートも決まりリラックスして走ってくれて、相手は前の馬だと思っていましたが直線で楽に交してくれました。3コーナーからハミがかかって自分から動いて行って理想的なレースでした。馬体重は430キロぐらいの小柄な馬ですが中身、エンジンは凄い馬です。3歳馬ですからこれから楽しみです」

ミラクルレジェンド 藤原英師
「ゲートの練習を積んだお陰で、ゲートをすんなり出てくれて、安心して見ていられました。良く頑張ってくれました。芝よりはやはりダートの方が良いので、ダート路線で行く予定です。次走は大井の交流(2月2日TCK女王杯)を考えています」

2着 ザッハーマイン 的場文騎手
「4コーナーで勝ったと思いましたが、勝った馬が強かったです。この馬もバテてはいません」

3着 トウホクビジン 本橋騎手
「状態は良かったです。向正面での手応えから入着はあると思いましたが、3着にくるとは驚きました。初めて馬券圏内に入ったので嬉しいです」

13着 ブラボーデイジー 武豊騎手
「ゲートで暴れて、自分がゲートを蹴った音に驚いていました。スタート直後に脚を使っているし、初めて砂を被る競馬をしたせいか、3コーナーでは脚がありませんでした。自分のパターンでレースが出来なかったのが大きいです」


(取材:舩山陽司)


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