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今週末21日(日)に京都競馬場で行われる第27回マイルチャンピオンシップ(GI・芝1600m)に出走予定のキンシャサノキセキ(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
 共同会見には橋本篤典助手と、初コンビとなる調教に跨ったライアン・ムーア騎手も姿を見せた。

●キンシャサノキセキについて、橋本篤典調教助手
「今朝は5ハロンからの追い切り、15-15で入って誘導馬の後ろで折り合いを確かめて、直線でトップスピードに乗せてサッと走らせる、という指示でした。(―あっという間に抜き去った感じでしたが)馬の状態も良かったのか、抜け出す時の瞬発力は素晴らしいものがありました。絶好調じゃないかな、と思います。

 7歳ですが年齢を全く感じさせないですし、調教にしても、普段の扱いにしても、他の若馬よりよっぽど若いんじゃないかと思うくらいの動きを見せてくれています。

 前走後はすぐ山元トレセンに放牧に出して、10月30日に帰厩しました。牧場ではあまり速い攻めをやらずに、フレッシュな状態で入厩してもらう、ということだったんですけど、楽をした分余裕が感じられたので、先週は強い負荷をかけて速い時計を出しました。スプリンターズステークスの前も状態は良かったんですけど、今回は涼しくなって、1回使った上積みもあって、さらに上向いていると思います。

 マイル戦は久々ですし、やはり折り合いがカギになると思います。それを踏まえて、先週はフラストレーションを抜いてあげるという意味も込めて強い負荷をかけました。特に馬装を変えて競馬に臨んだりすることはないと思いますが、久々に併せ馬でフラストレーションを抜いてあげたり、ジョッキーに手応えも確認してもらえましたから、順調に行っていると思います。ムーア騎手も過去のレースVTRを見たりして研究してくれているので、心強いです。

 若い頃は1400mでも相当引っ掛かるところがありましたが、今は1400mでもそれほどひどい引っ掛かり方はしていないので、言われるほど折り合いには心配はしていません。

 レースに関しては、展開云々ということもありますが、流れが速くなって欲しいというのが最低限の希望ですね。GIですから、それほど緩くはならないだろうと思っていますが。あとは馬の後ろで、じっと脚をタメることが出来れば最高ですね。相手どうこうよりも、自分の競馬をしてくれれば、と思います」

●追い切り騎乗後のライアン・ムーア騎手
「追い切りに乗った感触としては、もう仕上がっているという感じで、息遣いも良かったので、いい追い切りでした。

 (―追い切りに乗るときに気をつけている点は)まずは馬の感覚を掴むことなんですけど、どういう性格をしているか、あとはどういう動きをするか…まずは感じる事ですね。(実際に乗ってみて)思っていた通りに、動きも馬体も良かったので、日曜日が凄く楽しみになってきています。

 (―実際にこれまでのレース映像を見られたということですが、その印象は)スプリントで結果を出していて、マイルは久々になりますが、ビデオを見た感じでは勝ち方はとても印象的でしたし、馬自体が勝ち方を知っていると思うので、楽しみです。ただ、あまり先入観を持たないような感じで、今日乗った感じを大切にしたいと思います。

 やれるだけのことをやって、結果がついてくればいいですし、気負わずに臨みたいと思います」

(共同会見より~取材:大関隼)

※なお、マイルCSに登録がある同厩舎のアリゼオ(牡3歳)はマイルCSには出走せず、浦和記念(JpnII)かジャパンカップダート(GI)に向かう予定とのこと。


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