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14日(日)京都競馬場で行われる第35回エリザベス女王杯(GI)に出走予定のサンテミリオンについて、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●サンテミリオンについて古賀慎明調教師

「秋華賞は、オークス以来5ヶ月振りの直行になるなど、色々なハードルがありました。暑い夏を乗り越え、初めての京都への輸送などあり、ちょっとかわいそうでした。レースに関しては、スタートで後手を踏んでしまい、レースに参加できずに終わってしまいました。状態もギリギリで、それがあの結果になってしまったと思います。

ゲートが開く時に顔をぶつけてしまい、傷を負ったりもしましたが、傷自体は大したことありませんでした。厩務員からは、長距離輸送も、慣れない京都の環境も、影響は無かったと聞いています。やはりオークス馬ですから、ああいう結果になってしまったことは、馬に対しても、ファンの皆様に対しても、申し訳なく思っています。

秋華賞があのような競馬でしたから、レース後の回復は早く、順調に調教を再開することができました。そして中間は、ゲート練習もしました。以前、フローラステークスの前にもゲート練習を重ねて、その時と同じような形です。今回はちゃんとスタートが切れるようにと思ってやってきました。

今朝はいつも通りの調教ですが、鞍上の土谷助手も「気持ちがやっと入ってきた」と言っていましたし、上り調子できています。

気持ちとしては、もっともっと成長してもらって、秋緒戦から成績を残してもらいたいと思っていたました。それはできませんでしたが、一叩きされて、ここからまた頑張ってもらいたいと思っています。

相手が強いのは、GIですからいつものことです。馬の調子が上がっていることに賭けています。距離は関係ありませんし、延びる今回はかえって良いと思います。コースも前走で経験していますから、馬も慣れて、いい結果に繋がってくれると思います。

デムーロ騎手は世界を飛び回っている騎手です。厩舎としても、今回初めての騎乗依頼になりますから、凄く楽しみにしています。

秋華賞は残念な結果になってしまいましたが、一度使ったことによって、馬の方は精神的な面も、肉体的な面もアップしていますので、次はちゃんと競馬をしてくれると思います」

(取材:中野雷太)


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