お知らせ:

競馬実況web

11日(月・祝)、稍重馬場の盛岡競馬場で行われたダートグレード競走=第23回マイルチャンピオン南部杯(JpnI・1600m・1着賞金4500万円・12頭)は、4番人気のオーロマイスター(吉田豊騎乗)が勝ち、このレースをステップにアメリカに遠征するエスポワールシチーは2着に敗れた。

 セレスハントが逃げ、断然人気のエスポワールシチー、オーロマイスター、バーディバーディのJRA勢、高知のグランシュヴァリエが好位集団を形成、2番人気のテスタマッタはその後中団につける展開。4コーナーで早めにオーロマイスターが先頭に立つと、直線でもそのまま後続を引き離し、最後は3馬身差をつける快勝だった。勝ちタイムは1分34秒8で、12年前にこのレースでメイセイオペラがマークした従来のレコードを0秒3更新した。

 エスポワールシチーは直線内から追ったが2着、2馬身差の3着に11番人気のグランシュヴァリエが入り、4着にはメイショウバトラー、5着にバーディバーディが入ってテスタマッタは6着だった。エスポワールシチーが敗れて人気薄のグランシュヴァリエが3着に入ったことで3連単は131万2650円、オーロマイスターとグランシュヴァリエのワイド6-11の払戻しは岩手競馬のワイドで史上最高の5万2120円と高額配当が飛び出した。

 勝ったオーロマイスターは父ゴールドアリュール、母フェアリーワルツ(その父Lear Fan)という血統の5歳牡馬で、JRA美浦・大久保洋吉調教師の管理馬。4歳春にダートに矛先を向けてからは一気にオープンに上がって重賞戦線の常連となっていたがGI(JpnI)初挑戦で見事勝利を掴んだ。通算成績は28戦7勝(うち地方2戦1勝)で重賞は初制覇。


お知らせ

お知らせ一覧