ＪＲＡは４日、２０１０年度上半期ＪＰＮサラブレッドランキングを発表した。これは今年１月１日から７月３１日までの暫定レーティングとなる。

　３歳馬トップは東京優駿（日本ダービー）を勝ったエイシンフラッシュで１１８ポンド。これは、２００５年のディープインパクト（１２４ポンド）に次ぐレーティングで、昨年のロジユニヴァース、２００２年のタニノギムレットと並ぶ評価となっている。
　３歳第２位は東京優駿２着のローズキングダムで１１７ポンド。３位に皐月賞を勝ったヴィクトワールピサが１１６ポンドで続く。
　牝馬では、優駿牝馬（オークス）で優勝を分けたアパパネとサンテミリオンが１１１ポンドとなっている。

　４歳以上芝馬のトップは、宝塚記念を勝ったナカヤマフェスタと京都記念３着、産経大阪杯３着のドリームジャーニーが１２０ポンドで並んだ。京都記念２着で天皇賞（春）を勝ったジャガーメイルと宝塚記念３着のアーネストリーが１１８ポンドで第３位で並んでいる。
　宝塚記念２着のブエナビスタ（ヴィクトリアマイル１着、京都記念１着）は１１７ポンドで第５位タイとなっているが、牝馬のアローワンス（４ポンド）を考えると実質トップの評価となる。１１７ポンドには他に安田記念を勝ったショウワモダン、日経賞を勝って天皇賞（春）２着となったマイネルキッツが並んでいる。

　ダート部門では、フェブラリーステークスを勝ったエスポワールシチーが１１８ポンドでトップ。なお海外のオールウェザー馬場でレーティングを得た馬については便宜上ダート部門に分類され、レッドディザイアはヴァーミリアン、カネヒキリ、フリオーソと並び第２位の１１５ポンドとなっており、アローワンスを考えると便宜上の振り分けではあるいが、こちらも牝馬が実質トップということになる。

（ＪＲＡ発表などによる）

---