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久々に自宅近くのつけ麺屋に行った。もう何年も前から営業しているが、とにかく昼時は30分以上並ばないと入れないので、自然と足が遠のいていた店だ。店の名前は「十六(じゅうろく)」。店の主人が当時大リーグで活躍していた野茂投手のファンで、その背番号から店名をとったらしい。スープは醤油ベースの味で、魚介系よりはむしろ肉系に近いもの。細かく刻んだチャーシューと葱を散らして、上にかかるブラックペッパーがちょっとしたアクセントになっている。このスープがコシのある太麺によく合うのだ。

 「若い人達に、安い値段で腹一杯に食べて欲しい」という御主人のモットーで、とにかく並盛りでも麺の量は普通の店の1.5倍。中盛りだと倍近くはあったはずだ。何も知らずに大盛りでも頼もうものなら、大変なことになってしまう。店の近くには立教大学もあり、昼時はちょっとした学食のような雰囲気になってしまう。昼時の列に並んでいると、次から次へと、立教大生が先に並んでいる学生と言葉を交わしながら、後ろの列へ並んでいくのである。昨日の飲み会がどうだったとか、次の授業に出席するとかしないとか、誰と誰が別れたとか、そんな会話をしながら列に並んでいるのである。

 8人も入れば一杯になってしまう小さな店のご主人は40代後半くらい。奥さんと2人で店を切り盛りし、Tシャツ1枚で黙々とつけ麺と格闘しているのである。そしてスープが無くなり次第に店は閉店。午後3時前にはスープが無くなってしまう。食べるのも一苦労のつけ麺屋だが、大学が夏休みに入る頃には、苦労せずにつけ麺にありつけるかも知れない。


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