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南関東3歳三冠の最初の関門第55回羽田盃(1着賞金4000万円、ダート1800)は大井競馬場に16頭を集めて行われ、中団やや後方を進んだ2番人気のシーズザゴールド(荒山勝徳厩舎、内田博幸騎乗)が、後方待機から3コーナーで一気に仕掛け直線で先頭に立った1番人気のマカニビスティーとの接戦をハナ差制して優勝した。
 5馬身離れた3着に3番人気のブンブイチドウが続いた。

 勝ったシーズザゴールドは父スキャターザゴールド、母ユキノアサヒ(その父マニラ)という血統。
 ホッカイドウ競馬門別で8月の認定新馬戦を勝ち2戦目は4着となったが秋から大井に転入し3連勝。一息入れた前哨戦の京浜盃2着でこのレースに臨んでいた。通算成績は7戦5勝。

~レース後の関係者のコメントは以下の通り。
1着シーズザゴールド
(内田博幸騎手)
 初めて乗りましたが荒山調教師から別に指示はなく、自分の感じたとおりに乗ってくれとのことでした。マカニビスティーが早めに上がってくるのは予想してましたし、直線半ばで相手の脚が重くなった感じだったので交わせると思いました。ところが一旦交わしてからこちらの脚も上がってしまって差し返される形になりましたが、勝負根性でよく頑張ってくれました。
 今年は(落馬など)いろいろありましたが、ようやく今日(今年初めて)大井競馬場で乗ることができました。その日に大きなレースを勝ててファンの皆さんにも感謝しています。

(荒山勝徳調教師)
 状態は良かった。ただマカニビスティーがいたので自信はありませんでした。直線で一旦交わして勝ったと思ったんですが、また差し返されたので勝ったかどうかわかりませんでした。まだ勝った実感はありませんね。
 この後は東京ダービーへ向かいます。調整しやすい馬なので心配はしていません。ダービーでも内田騎手に乗ってもらうつもりです。ダービーにはガナールほか何頭か出走させたいですね。
 
2着マカニビスティー(戸崎圭太騎手)
 馬の調子は良かったんです。ただ仕掛けが早かったし、2コーナーから長くいい脚を使って3~4コーナーかなり外を回ってますから。今日の敗因は騎手が平常心で乗れなかったことでしょう。
 ただ最後は根性を見せてくれたし、力があることは証明できました。距離に全然問題ないのでダービーでは強いレースを見せてくれると思います。

3着 ブンブイチドウ(木村健騎手)
 4コーナーを回ってくるまではいい感じでした。止まってはいないんですが直線の伸びはちょっと渋かったですね。

5着ドラゴンキラリ(真島大輔騎手)
 3コーナーで他の馬とぶつかってしまってトモが流れてしまいました。スタートは良かったんですが、外枠でしたからいい位置が取れませんでした。これからもっと中身が入ってこれば切れ味が増してくるでしょう。

6着ポシビリテ(松岡正海騎手)
 具合は良かったんですが早めに来られて苦しくなりました。センスある馬なのでもっと内に入れて競馬をさせたかったですね。

(取材:舩山陽司)


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