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今週末18日(日)に中山競馬場で行われる牡馬クラシックの第一関門=第70回皐月賞(GI・芝2000m)に出走予定のガルボ(牡3歳、美浦・清水英克厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。管理する清水英克調教師は皐月賞初挑戦となる。
 今朝はポリトラックで前の2頭を追いかける形で追い切られ、直線で一気に突き放す快走を見せた。

●ガルボについて、清水英克調教師
「(最終追い切りを見て)ホッとしました。動きが本当に良かったですからね。理想は前を行く2頭の間に入る形だったのですが、これで十分です。

 1週前の追い切りでも早い時計が出ましたが、この馬にとっては馬なりで出たタイムでした。その段階ではもうちょっとかな、と思っていたのですが、今朝の追い切りを見てニヤニヤしてしまいましたね(笑)。

 力みもなく、馬は良い状態です。シンザン記念の時と比べると、(横から見て)正方形だった馬体が長方形になってきた感じで、距離をこなせる体つきになってきた感じです。2000mは初めてですが、普段からそれを考えて仕上げて来ましたし、こなせると思います。精神面でも普段から助手さんがゴーサインも、止まる合図もしっかりと教え込んでくれたので、馬もそれにしっかり応えられるようになっています。

 (厩舎にとっても初重賞制覇となったシンザン記念は)本当に嬉しかったですね。未勝利戦を勝った時点から朝日杯の前まででも凄く成長したのが分かったので、あえて朝日杯に挑戦したのですが、そこで内面的にも馬がしっかりしてきました。その後少し京都への輸送が堪えているような所もあったので、中間北海道でリフレッシュさせましたが、いい体つきになって戻って来ましたから効果はあったと考えています。

 今朝の調教のように、中団くらいにつけて、直線抜け出す競馬が出来ればいいですね。今年重賞を勝ててスタッフの士気も高まって本当に頑張ってくれています。

 地元への愛情は強いですし(清水英克調教師は千葉県市川市出身)、ぜひ中山でGIを勝ちたいですね。地元で勝って泣きたいと思います(笑)」


●後藤浩輝騎手のコメント
「久々に乗りますが、強くなったこの馬に乗れるので楽しみです。以前乗った時にはまだ発展途上かな、という感じでしたが、予想以上に成長してくれたと思います。

 一度乗った後も注目していましたが、レースを見ていて『どうしてこんなに強くなったんだろう』と驚いていました。また乗りたいと思っていましたから、お話を頂いた時は嬉しかったですね。

 この中間はスタッフの方々と、調教を見ながら話をしていました。敏感な馬なので調教では乗らなくても……と言われていたのですが、先週キャンターで乗せてもらった時に、(初めて乗った後に)成績を残してきた理由が納得できましたね。体が大きくなって、踏み込みも力強くなっていて、走りにも重厚感を感じました。別の馬になっていたという感じです。

 レースのイメージとしては、持ち味の先行力を生かして、上手く立ち回れればという感じですね。ある程度思い描いていたのですが、先週久々に乗ってそれがハッキリしてきました。素直なレースをすれば力は出せると思います。

 2000mでも厩舎の方々が工夫をして下さっていますし、安心して乗れます。久々でも力は出せる状態なので、応援してください」

(取材:中野雷太、大関隼)


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