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不良馬場の船橋競馬場で行われたダートグレード競走の第55回ダイオライト記念(JpnII・2400m・1着賞金4000万円・14頭)は、逃げるフリオーソを終始2番手でマークしたフサイチセブン(内田博幸騎乗)が直線で一気に抜け出し、最後は後続に2馬身半差をつける快勝で初の重賞挑戦を白星で飾った(勝ちタイム2分31秒3)。

 好位の後ろにつけたマイネルアワグラスが2年連続で2着、道中3・4番手を進んだマコトスパルビエロが3/4馬身差が3着で、馬券圏内はJRA勢が独占した。
 4着は中団から追い込んだセレン、3連覇に挑んだ1番人気フリオーソは逃げたが直線粘り切れず5着だった。

 勝ったフサイチセブンは父フサイチペガサス、母ディボーステスティモニー(その父Vice Regent)という血統の4歳牡馬で、JRA栗東・松田国英厩舎の管理馬。デビュー2戦目にダートを使われてからは全て2着以内に入っており、オープン初出走だった前回のアルデバランSでも、レパードS勝ち馬トランセンドの2着と健闘していた。通算成績は8戦5勝。


★レース後の関係者のコメント
1着フサイチセブン 内田博騎手
「良いスタートを切ったので、下げる必要もないので2番手からの競馬になりました。あまり早く仕掛けない様に気をつけました。馬の力で押し出される様に先頭に立ちました。強い競馬でしたね。まだキャリアが少ないし、これから楽しみな馬です。
 今日は、これだけ大勢のファンの前で、強い馬に乗せてもらって勝つことが出来、皆さんに感謝しています。体は大丈夫です。これから巻き返していきます」

1着フサイチセブン 松田国師
「内田博幸騎手の元気なところを見せられましたし、最近あんまり大きいところを勝っていなかった厩舎に待望の重賞で、騎手にも自分にも良い結果でした。安堵しています。
 フサイチセブンにとって地方の馬場が合うかは分かりませんでしたが、長い距離は向いていると思っていました。
 この勝利で今後、どういう戦略をとっていくか少し見えてきました。次走は馬の様子を見ながら決めたいと思います」

2着マイネルアワグラス 松岡騎手
「イメージ通りの競馬でした。本当はロールオブザダイスの位置を取りたかったのですが、外枠の分、内に入れられませんでした。もっと絞れると良いと思います」

3着マコトスパルビエロ 安藤勝騎手
「前をつつきながらレースをしていたので、この馬も脚を道中で使ってしまいました。コーナーでもたもたするので、そのあたりがスムーズならまた違ったでしょう」

4着セレン 石崎隆騎手
「もう少し前でレースをしたかったです。交流重賞はさすがに相手が強いですね。距離は少し長かったと思います」

5着フリオーソ 戸崎騎手
「スタートが良かったし、自分のペースで行けました。4コーナーではいつもの感じが無く、負けた原因がよく分かりません」


(取材:舩山陽司)


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