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2月下旬、山形市にある山寺(立石寺)に出掛けてきた。その目的は『雪を知らない妻に、北国の本当の厳しさを教えてやる』と言うもの。
 「寒くて凍えるぞ!」「滑って転んで頭を打つぞ!」と妻を脅しつつ、完全装備で新幹線に乗り込んだ。

 しかし、電車を乗り継いで仙山線の山寺駅に降り立つと、目の前には驚くべき光景が広がっていた。雪が全く無いのだ。全くと言うと語弊があるかもしれない。道端にちょろちょろとしか雪が残っていないのだ・・・。


駅から見た山寺~雪が無い・・・


繰り返しになるが、ここは山寺だ。山門で標高約250m、奥の院が標高約400m。山形市街から車で約30分、電車で約20分と山の中に入った場所だ。2月は本来なら雪で真っ白。完全防寒でトレッキングシューズでないと登れないはずだ。


麓の根本中堂

駅を降りて、玉こんにゃくを頬張りながら参道へ向かい、奥の院まで1015段もある石段を登り始めた。生憎、この日は冬の山形では珍しく快晴。雲一つ無い。しかも気温が高く、まるで春の陽気だ。
 繰り返そう。今回の旅の目的は『雪を知らない妻に、北国の本当の厳しさを教えてやる』と言うものだ。


樹林には少し雪が残っていた


雪が融けて滑る滑る・・・


登り詰めれば雪もあるが・・・


閉堂中の大仏殿


奥の院


五大堂から見た山寺の街並み


南側斜面に雪は無い

地元の友人が「2月に、こんなに雪の無い山寺を初めて見た」と呟いていた。やはり地球温暖化の影響だろう。冬の厳しさが緩むのを喜ぶ人もいるだろうが、日本から季節が無くなってしまう様で、実に恐ろしい。せっかく滑らない靴を買ったのに・・・。

 そんな訳で予定を変更して蔵王に直行。樹氷を見に行った。一応、妻に雪を見せられたが、北国の厳しさを教えられなかった。いまや北海道にでも行かなければ、北国の厳しさを教えられないのかも・・・。


蔵王の樹氷


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